●心に刺激を！デザイナーズマンション見学●川崎市の賃貸市場動向について
第193回 財産承継研究会
第一部 ：現地見学会
川崎区にあるデザイナーズマンションを見学しました。オーナーは、㈲フォーシーオブシーの高梨繁氏。亡くなったお父様から相続した土地に、２棟の賃貸マンションを経営されています。
「In CUBE」は２０００年竣工で全１５室、「In ZEBRA」は２００２年竣工で全１８室の計３３室で、各居室は２４㎡以上を確保した１ｋ（一部１ＤＫ）。その特徴は、むき出しのコンクリートの外観に加え、一般的には開口しているベランダや共用廊下の外側に施してあるスチール製のルーバー。
ＪＲ川崎駅から徒歩１５分と利便性は抜群とはいえない上に、外観・内装ともにコンクリートでは冷暖房効率も気になるところですが、３３室が常にほぼ満室で入居者の入れ替わり時に、賃料を値上げしてもすぐに入居者が決まるのは、やはりその奇抜なデザインに魅力があるということでしょう。
外部研修
大田区ＪＲ蒲田駅近くの、アットホーム株式会社を訪問しました。
同社の創立は昭和４２年１２月。まだ不動産会社同士の流通が少なかったころ、今で言うB to B（ビジネストゥビジネス）の先駆けとして業務を開始したそうです。現在も、元付不動産業者と客付不動産業者との間の情報提供をメインにされています。
図面や物件情報を記載した「ファクトシート」をオンライン化し、パソコンから閲覧できるようにしてあり、またＩＤ登録することで、一般向けには公開していない成約状況や成約相場、募集賃料と実際の成約賃料の違いなどの過去の成約データもすべて検索できるため、新規物件を掲載する際にも競合物件の有無や相場をチェックするのに役に立ちそうです。
こうしたＩＴ化の波によって情報があふれる中で、１つの店で何でも揃うワンストップショップとして地域に特化し精通することによって、お客様の細かいニーズにあった情報やコンテンツを提供していくことが求められているそうです。
また「川崎５区（高津・中原・宮前・多摩・麻生）の賃貸住宅市場動向」についても、様々な切り口から物件登録・成約状況のデータ分析をしていただきました。
アットホーム様のホームページwww.athome.co.jp
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