衝撃のコラム
1000兆円破綻と生存戦略
今年の年頭日本経済新聞に衝撃のコラムが掲載された。題して「1000兆円破綻と生存戦略」。昨年9月の米中枢同時テロ以後急速に悪化した景気・経済のなかで向かえた新年少しでも明るい話題を求めているところへ日本経済の現状を“墜落している飛行機”国民を“乗客”にたとえ、万策尽きた日本の国家・政府から経済死を覚悟し国民ひとり一人自己防衛せよという内容である。
信頼喪失の10数年
国民の資産劣化対策をとらないまま不良債権処理を急ぐあまり、不良債権処理がさらに不良債権を増加させ、失業が失業を呼び、デフレがデフレを呼ぶデフレ・スパイラル状態に入っていることは、難しい理屈は判らないけれども一般の国民は肌で感じているところへ発表されたコラムだけに衝撃は大きい。
日本の国家・政府はどこまで頼れるか。国民を保護すべき関東軍が国家を信じて満州に移民した多くの国民を放棄してソ連軍に蹂躙されるままになり、今なお中国残留孤児の悲劇が続いていることを思い出させる。昔関東軍、今官僚、国民の生命と財産を守るべき国家・政府への信頼喪失の10数年でもある。ある朝起きたたら日本が破綻していた、という事がないことを祈るのみである。
(小川 湧三)
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