長寿社会

身近な例から

つい先日、お客さまの監査役でもあり社長さんのお母さまでもある方が亡くなられて社葬が行われて出席させて頂きました。ご挨拶の中で故人は明治34年、西暦では1901年の生まれで、明治、大正、昭和、平成と四代にわたって世の中を見てこられたとのことである。ちょうど100歳のお祝いを内閣総理大臣、知事、市長からお受けになり、それを待っていたかのように4日後に亡くなられたそうである。

新聞の記事から

9月15日の敬老の日にちなんで毎年9月末で100歳を迎えられる長寿番付が発表される。今年の長寿者は13,036人で、昨年は11,346人だったから1年で1、690人増えた。調査が始まった昭和38年には153人、1000人を超えたのが昭和56年で18年かかったのが今年は約8ヶ月くらいで達成したことになる。

長寿化はもっと進む

いま、IT革命が盛んに言われているが、次世代技術としてバイオ、ゲノム(ヒトゲノム)が取り上げられており、第3次世界戦争や惑星などの地球衝突、地球温暖化による大規模な天変地異が起こらなければ、ヒトの寿命はもっともっと伸びるであろう。

自由な時間、自分の時間

ファイナンシャルプランナーとして、ライフプランの相談を受けたとき、時として考え込んでしまうことがある。60歳の定年以後を考えると、働いて子供を育て、家族を養い財産形成をしてきた時間とほぼ同じ長さの時間が、残されているのである。

この時間は、全く誰にも拘束されない自由な時間であり、自分の意思で、自分の責任でどうにでもできる時間である。「終わりよければすべて良し」という格言があるとおり、人生の良し悪しはこの第三の人生の過ごし方にかかっているように見える。

身の回りに上手に生きている人を捜してみよう

Sさんは、異業種交流を通じて知り合った人である。70歳を超えてから、大学の教授を引き受け、若い学生たちと交流し、それが縁で地方興しを手伝ったりしておられる。

YさんはFPで知り合った人である。定年になってからFPの資格をとり、さらに米国税理士(EA)の資格をとったり、いくつものカメラを持ち誰彼をかまわず撮りまくり、そのコミュニケーション能力と言ったら唯脱帽するばかりである。

自分の身近にいる先達を見ながら自分流の上手な生き方を見つけたいと思う次第である。

お詫び:先月号で株式などの評価損失1000兆円と書きましたが、2-300兆円の誤りです。

(小川 湧三)

 


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