MG研修会(2006)~過去最高の参加者で盛会に終わる
LR小川会計グループ主催で開催するMGが年に4回行われるようになって、はや1年が経過しました。7月に開催されたMGはこれまでの中では最高の参加者数42名となり、大変賑やかな研修会となりました。
実は従来から行ってきたMGが会社経営に効果があるので定期的な人材教育研修として利用される会社が出てきたからなのです。
最初は勝手が分からないで戸惑う方もいらっしゃる中で、二日間の日程が完了するとおぼろげながらにも「ここで体験し学んだことは会社を変える何かになる。」と感じた方が増えてきたバロメーターなのでしょう。
MG初参加者10名!
42名の参加者のうち、今回の研修が生まれて初めてのMGという方が10名いらっしゃいました。初めてこのMGに参加するととても緊張するので、それぞれに苦労はなさってはいたものの、スムーズにゲームも決算書作りも行っておられたので、そのポテンシャルの高さに今後の期待が高まります。
小川会計MGでは単に経営ゲームを経験して帰るのではなく、このゲームの思想が実際の経営に導入した結果、企業にどんな変化があるのかを学ぶために毎回MGで企業変革を実践しておられる企業経営者をお招きしています。
このように小川会計のMGは単にスキルを高め、部分的な力の育成を目指していないことをご理解いただけると思います。
MG思想で企業風土を変え増収体制を築く
今回はゲストプレーヤーとして日光名物たまりみそ漬の元祖で有名な㈱上澤梅太郎商店上澤社長においでいただき、2日間のプレーを一緒にやっていただきました。
初日の研修の最後に「MGと経営・自社を語る」というテーマで1時間の講演をお願いしました。
上澤梅太郎商店のルーツは元禄3年(1690年)創業の味噌醸造場として始まり現在に至っています。現在のメイン商品であるたまり漬けは昭和25年に先々代の上澤梅太郎氏によって発明され、当時地場産業の乏しかった日光市今市の名物として大きく発展しました。
たまり漬け発明者としての不動の地位を維持し、現在も更に発展を続けるその理由はどこにあるのかを上澤社長に語っていただきました。
数百年以上の歴史を持つ会社は伝統の重みと同時にフットワークの軽さに欠けることがある、というのは一般的な話ですが、こちらの会社では日光の伝統企業をMGで更に発展させていらっしゃいます。
簡単なように聞こえて実はとてもご苦労をなさった経験を聞くことができました。
研修中の上澤社長は同じ卓になった方に各チップやゲームルールの真意、経営計画では何がポイントなのかを熱心に説明していらっしゃっる姿が印象的でした。MGを通じて何かを学ぼうとする仲間には知恵を出し惜しみせずにお互いに成長しようとする働きかけに会社でのお姿が想像できるのでした。
次号は講演内容です。
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