ベトナムの旧正月「テト」と「暦」

海外通信NO.100
ベトナムの旧正月「テト」と「暦」

日本のお正月が明けると中国の春節(旧正月)の準備が始まります。中国以外にもベトナム、シンガポール、マレーシア、台湾、韓国など中国文化の影響を受けた国や地域では旧暦で新年を祝う習慣が今でもあります。

ベトナムの旧正月「テト」は、日本のお正月のように毎年決まった祝日ではなく、旧暦を元に政府が前年の10月頃に決定するもので、毎年1月中旬~2月中旬の間がテト休暇となります。

今年のテト休暇:2024年2月8日(木)~2月14日(水)
大晦日:2月9日(金)「テト」:2月10日(土)

テト休暇は年に一度の長期休暇となる為、田舎へ帰り家族とゆっくり過ごしたり、旅行へでかけたりして過ごします。日本のおせち料理とも通じる、お正月料理のバインチュン=Bánh chưngと呼ばれるもち米を使った縁起の良い伝統ケーキ(ちまき)を家族みんなで作り、食べるのが定番のようです。

ところで「暦」とは何でしょうか。月の満ち欠け(朔望月)によって日数を算える暦法が太陰暦、季節循環を1年(太陽年)とするのが太陽暦。太陰暦による日数の数え方を太陽年の1年にあわせた暦法が太陰太陽暦。その他にイスラム国で採用されているイスラム暦等があります。

日本は現在 太陽暦(グレゴリオ暦)を採用していますが、以前は旧暦(太陽太陰暦)でした。明治5年11月9日「太政官布告(第337号)」の公布からわずか1カ月後の明治6年から太陽暦に改暦されました。明治新政府が改暦を行った理由には、当時西洋化へ進み始め、暦も西洋列強に合わせたことの他、翌明治6年は閏年(うるうどし)で1年が13カ月あり、役人の給与を13回支払わなければならず、財政難であった明治新政府が、改暦することで急場をしのいだとも言われています。

私たちは古くから暦を通じて祭りや収穫、体調管理、酒の仕込み、土用の丑の日など生活に取り入れてきました。いくつかの暦を理解することで、より暮らしやすくできるとよいですね。

 



~ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover~

クローバー通信

クローバー通信は、働く世代の自営業者やサラリーマンとそのご家族の皆さまの応援団として、家計に役立つ情報をお届けしてまいります

ファイナンシャル・プランナーの相談室は、『LR小川会計グループ』が運営しています。

ロングリレーションズ倶楽部

ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover
〒213-0011 川崎市高津区久本3-3-14 エルアールビル ◆ 土・日 祝日休み 予約制
TEL 044(811)1211 FAX 044(811)1212
E-mail fp-clover@lrm.co.jp


お問い合わせ

神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします