ほっと!ブレイクタイム

第3回 インドで見たこと

インディラ・ガンディ空港に到着したのは、2018年8月の夜9時半過ぎだった。温度も湿度も高い。驚きは、圧倒的な人と車の多さ。それに加えて、皆クラクションを鳴らして、3車線に6台も横に並んでいる。我先に前へ進みたがって、車のミラーを畳んで迄割り込む程だ。

翌朝、地元の人が行くマーケットに案内して貰う。雨上りのドロドロの駐車場に足をとられ、数段のぐらぐらの階段にドキドキしながら進むと、迷路のような通路の両脇に沢山の小さな専門店が所狭しと並んでいる。八百屋、お菓子屋、Tシャツ屋、スマホのカバー屋、カラフルな風呂の手桶屋、サリーの生地屋、派手なアクセサリー屋は、こちらが欲しいと見るや、決して値切ってはくれない。

インドではどこへ行っても、皆私達の事を真正面から大きな黒い瞳でじーっと見てくる。ジロジロみる事や距離が近い事が失礼とは思わないようで、振り向けない程近くに立っていたりする。

マーケットの往復、道路の端の方にある、膝丈程の深さの水たまりを、頭に荷物を乗せてざぶざぶ歩く人、泥水で車を洗う人など、逞しく生きている人々を見た。

昼食に寄った、少し高級なカレーレストランにも、沢山の若者が働いていた。ドアを開けるだけドアボーイ、注文を取るだけの係、お皿を片づけるだけの係と、それぞれ何人もいる。

どこのカレー屋も、まずは3種類の薬味的な物が出てくる。小さな玉ねぎの酢漬け、ヨーグルトにバジルソースを混ぜた感じの物、もう一つは赤い魚介類と野菜の塩辛いソース。それ以外のカレーやナンは、日本のインドカレー屋と大差ないが、量が倍程もある。

注文係は仕事熱心で、追加注文のお勧めに余念がなく、ひっきりなしに、カレーをお皿に取り分けてくれる給仕が来るのには、少々閉口したものだったが、スーパーでも観光地でも日本人とわかるや、皆親切で良い旅だった。

LR小川会計グループ社員が、“私の一押し”として趣味や体験談、ちょっとしたお役立ち情報を、インタビュー形式や文章形式等、形にとらわれず不定期にゆる〜く「ほっとタイムス」に投稿していきます。ご感想をいただければ励みになりますので是非お声がけください。

 



 

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