この1年を振り返って

国税の職場を離れて、はや1年半が過ぎました。退職にあたっては、多くの先輩方から温かいアドバイスや激励の言葉を頂戴するとともに、同僚・後輩諸氏からは多数の励ましや応援の声をいただきました。各種行事あるいは税務協力関係の活動を通じて、多くの経営者の方々とも知り合う機会に恵まれ、自分の成長の一助にもなりました。たくさんの人との出会いは、人生の学びとパワーをいただき、本当に国税の職場にいて良かったなと感謝しています。

昨年2月に、縁があって弊社の一員となり、新たな一歩を踏み出しました。振り返れば、「着眼大局・着手小局」といった先を見通し、高い視点から物事を大きく観て、常にお客さま満足度をどう高めていくか、改めて「前向きな姿勢と工夫を凝らす進取の気概」や「当事者意識と主体性を持つこと」の大切さを痛感しています。

現在、お客さまと接する機会に恵まれ、名刺を交換する度に、言葉を交わす度に…、お客さまの関心ごとや、そのお客さまのために自分の果たすべき役割は何かなど、考えるようになりました。今までの経験を活かすことはもちろんのこと、お客さまに満足していただけるよう質の高い選択肢の提案など、一層研鑚しなければと思っております。そしてお客さまとの信頼関係を築くうえで忘れてはならないことは、「職業人である前に、一人の人間として倫理観を兼ね備えた誠実な人物であること」だと思っています。

コロナを機に社会は変化してきています。この先もどんな「変動」が待ち受けているか分かりません。しかし未曾有の局面においても、会計事務所の役割として、お客さまへの情報発信をはじめ、幅広い多様なサービスの出発点であることに変わりはないと思っています。「変わらずにいるためには変化し続けねばならない」ことを肝に銘じ、安心と信頼をお届けできますよう務めて参りたいと考えています。

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変動著しい社会ではありますが、皆さまに寄り添ったお付き合いとお役に立つ身近なパートナーとして、ご期待に添えるよう対応させていただく所存ですので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

税理士法人ＬＲパートナーズ
代表社員　所長代理　小関和夫