スモールM&A「売却の実施・検討理由」

◉M&Aにおける実態調査

M&A総合支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」を運営する株式会社バトンズは、会社・事業の売却もしくは買収について検討したことがある経営者105名を対象に、実態調査を実施しました。

その中の設問「売却の実施・検討の理由を教えてください。」こちらについて注目します。

◉売却の実施・検討の理由

前問で「あなたの会社では、2021年10月~2022年3月に会社または事業の売却を検討もしくは実施しましたか。」との問いに「実施した」が26.7%、「検討したが実施しなかった」が25.7%という回答となり、合わせて56.4%の経営者が売却を検討した回答結果となっております。その回答した方に「売却の実施・検討の理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「事業再編のため」が56.4%、「後継者不在(事業承継)」が49.1%、「将来への不安のため」が45.5%という回答となったそうです。※下図参照

◉後継者不在(事業承継)2025年問題

売却検討理由としては引き続き「事業再編のため」が1番多かったものの、昨年4番目に選ばれていた「後継者不在(事業承継)」が2番目に多く選ばれており、代わりに「経営不振のため」が選択される割合が減少しました。この結果から、新型コロナ禍へ適応した形で経営を行う企業が徐々に増えてきたことが考えられます。

コロナの収束感とともに従前から問題視されている『2025年までに、70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万(日本企業全体の1/3)が後継者未定。』こちらの意向が返り咲いてしまった結果が伺えました。

◉ご相談相手

弊社では経営者の皆様の良きご相談相手となれるよう努めて参りますので、ぜひ担当者までお声がけください。M&Aによる承継をお考えで、当記事に出典したBATONZの利用も弊社でご支援をさせて頂きます。

https://batonz.jp/learn/9222/

《出典》
株式会社バトンズ【M&Aへの意欲、2021年度上半期との比較調査】売却検討理由が「経営不振のため」から「後継者不在(事業承継)」に変化

 

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