ニュージーランド弁護士に聞く、現地財産保全と資産運用

第386回 ロングリレーションズ倶楽部
テーマ:ニュージーランド弁護士に聞く、現地財産保全と資産運用

今回のロングリレーションズ倶楽部では、ニュージーランドの現地財産保全と資産運用についてお話していただきました。

♣ニュージーランドの経済

ニュージーランドでは農業を中心とする第一次産業が主な産業となっています。人口は510万人で、人と羊の割合は1対5ほどでとても羊が多いです。

現在US 1ドル=135円で円安になっているのに対して、NZDドル=84円の円高となっています。(令和4年6月10日現在)

エネルギー資源については、電力の80%が再生可能エネルギーとなっており、今後この自給率を上げて海外への輸出を目標に掲げています。他にも、政府債務がGDPの約43%でインフラ投資を継続できる水準となっていたり、政策金利が2%を維持していたりと経済的に安定している国です。

♣ニュージーランドの税金

ニュージーランドの法人税率は28%、最高所得税率は39%、GST(日本でいう消費税)は15%と、日本と比べると税率は全体的に高いです。しかし日本とは異なり『相続税や贈与税がない』という特徴があります。

♣現地財産保全と資産運用

・Family Trust

登録しない法人を設立し、財産を保管人の名義にすることによって、訴訟のリスクを避けることが可能になります。Family Trustを行うには、ニュージーランドに定住している場合にお勧めです。

・投資家レジデントビザ

投資金額によって異なりますが、移民局に認められている投資先に一定期間投資することによって永住権を得ることができます。

・短期間の退職ビザ

投資金額は75万NZDドル、投資期間は2年間、年収6万NZDドルで66歳以上から投資することができます。

ニュージーランドの資産運用について気になる点がございましたら、ご相談ください。

講師:弁護士Ruth Katsui 氏
Bancorp Wealth Management Limited Senior Sales Manager
池口 健一郎 氏

 



 

 

 

ロングリレーションズ倶楽部

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