完成品、設計図

皆さんは折り紙の鶴(折り鶴)を折ったことがありませんか?

小さい頃に一度くらいは折った経験があるのではないでしょうか。

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もし、初めて、出来上がった折り鶴を見せられて、同じものを1枚の折り紙から折れと言われたら折れると思いますか?

特殊な能力を持った人以外はまず折れないでしょうね。

普通は、1枚の紙から鶴を折るやり方(手順)を知っているから折り鶴を折れるのです。

これは折り鶴に限ったことではありません。

私が子供の頃に作ったりしたプラモデルもそうですし、身の回りにあるモノすべてがそうでしょう。

出来上がっているモノ(「完成品」)を見ても、それを作る手順は分からないし、作ることはできないのです。
(手順は分かるが、それをやる技術や能力がないというのは次元の違う話です。)

その手順を示したものが、「設計図」「手順書」「マニュアル」…といったものなのです。

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これはどんな仕事や作業でも同じだと思います。

手順が分からなければその仕事や作業はできないでしょうし、今やっていることが正しいかどうかも判断できません。

しかし、(業種等によって異なるとは思いますが)仕事や作業の手順は案外目に見える形になっていないものです。
これから進む人材不足という環境等を考えれば、仕事や作業の手順を目に見える形にしておくことは大切なことだと思います。

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そして、「完成品」と自分が組み上げたモノを見比べることで、自分が組み上げたものが正しくできているかいないかを判断することができます。

言い換えると「完成品」『品質基準』を満たした見本でもあるのです。

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「完成した状態」「それを組み上げる手順」の両方が明確になっていることが仕事や作業をする上では必要なのだと思います。

 

株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延

 



 

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