~ 思いやりのある言葉づかい ~

特集・職場を ❀ はなまる ❀ にするマナー
~ 思いやりのある言葉づかい ~

様変わりした生活様式

マナー

季節は春、新年度の始まりです。新型コロナウイルスの感染拡大により日々の生活が大きく様変わりして1年が過ぎましたが、桜の開花とともに春の訪れを喜ぶことも難しい今日です。先行きの見えない日々ではありますが、自分のできることを全うしてこの危機を乗り越えていかなければと思います。今年は丑年です。牛には「実直に、黙々と、地道に」というイメージがあります。他者を圧倒したりされたりせずただ自分のするべき道を進むことは、コロナ禍のいまには必要な心掛けかもしれません。

人と接することの大切さ

リモートワークや短縮営業など他者との接触を控える生活が必要となり、かえって人と人との絆をより大切に感じるようになりました。これまで当たり前と思っていたことが当たり前ではないと考えさせられたいま、改めて周囲への感謝の気持ちをもつことが大切です。思いやりのある行動は相手を尊重する気持ちから生まれます。自分が尊重されると相手のことも尊重しようと思うことができます。普段の生活でも仕事の場でも、お互いに気持ちよく過ごせるように心がけたいものです。

断るときほど丁寧に

人間関係や秩序を保つために取るべき態度や配慮としてマナーがあります。言葉づかい、身だしなみ、所作などのうち、特に仕事の場面における言葉づかいは敬語や言い回しの種類が多く難しいものです。その中でも気を付けたいことは、お断りをするときほど丁寧に表現するということです。否定の表現は時に冷たく聞こえたり拒絶されているように感じたりすることがあります。

例えば電話がかかってきて担当者が不在のとき、「外出中です」と答えるだけでは無愛想な印象になります。

「恐れ入りますが〇〇は外出しております。戻り次第こちらからご連絡するようにいたします」

「あいにく〇〇は外出しておりますが、伝言を承ります」

など、言葉を付け加える工夫をしてみましょう。状況に応じて言い回しを変える、「恐れ入りますが」「ありがたいお話ですが」などのクッション言葉を活用する、代替案を添えるなどすると、断りの表現でもやわらかい印象に変えることができます。ほかに下記のような言い回しもあります。

「分かりません」
  →「分かりかねます」「確認が足りず申し訳ありません」「確認してまいります」

「うちではできません」
  →「恐れ入りますが弊社では対応いたしかねます」

「そのプランはいりません」
  →「せっかくのご提案ですが今回は遠慮いたします」

「Aは違います」
  →「Aもよいかと思いますが、今回はBとさせていただきます」

思いやりを形に

相手を尊重した心配りができてこそ社会人として成熟した人物といえます。目に見えない「思いやり」を行動によって目に見える形にすると、お互いに幸せな気持ちで過ごすことができます。その思いやりの気持ちこそマナーの基本です。いつでも周囲への思いやりの気持ちを持って仕事に取り組んでいきましょう。

 

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