iDeCoってなに?

積み立てた掛け金を投資信託などで私的に運用する個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の加入者が8月中にも100万人を突破する見込みであることが分かりました。iDeCoとは自分で作る年金制度のことで、加入者が毎月一定の金額を積み立て、あらかじめ用意された定期預金・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取る制度です。以下にメリット・デメリットをご紹介します。

【iDeCo加入のメリット】

①掛金が全額所得控除になる

iDeCoで積み立てた掛金は全額が所得控除となります。例えば所得税率10%の方で毎月2万円を積み立てている場合、所得税で2万4千円・住民税で2万4千円の節税効果があります(年末調整時)。また中小機構の小規模企業共済との併用も可能です。

②運用益が非課税扱い

iDeCoでは定期預金の利子や投資信託での運用益にも税金はかかりません。

③受取時の税制優遇

iDeCoは60歳になると受取開始時期を選ぶ権利が生まれます。受取方法は、一時金・年金・あるいは一時金と年金の併用の3つから加入者が選ぶことができます。一時金の場合は退職所得として扱われるため退職所得控除の対象となります。

【iDeCo加入のデメリット】

①60歳まで運用中の資産を引出せない

②加入時と月々の管理手数料がかかる

各金融機関の手数料の比較がウェブで検索できます。

③運用商品を自分で選ばなくてはならない

自己責任での投資ですので運用益がマイナスになる場合もあります。

④専業主婦(夫)の加入

収入のない方の場合iDeCoの税制優遇の一つである掛金全額控除のメリットが受けられません。その場合は運用益が非課税というメリットを受けられる積立型NISAを検討するのもよいかもしれません。

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私も平成29年から月々iDeCoを積み立てていますが年末調整時の所得控除の効果は大きいと感じています(運用益はイマイチですが)。iDeCoを検索すると各金融機関のサイトで年収や掛金に合ったシミュレーションもできますのでぜひ検索なさってみてはいかがでしょうか。

【出典】100人以下の会社のためのiDeCo&企業型DC楽々活用法

 

 


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