貸地・貸家の評価はどうするの?

今月は、貸地及び貸家等の評価についてお話ししていきます。

1 初めに

土地を他人に貸した場合、その土地を貸地といいます。
建物を他人に貸した場合、その建物を貸家といい、その土地を貸家建付地(かしやたてつけち)といいます。

貸地・貸家の評価2 貸地の評価

更地の価額-借地権価額 = 評価額
借地権の価額は更地の評価額に借地権割合を乗じた金額になります。
借地権の割合は地域に応じて30〜90%と定められています。

3 貸家の評価

固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合) = 評価額
借家権割合 = 30%

4 貸家建付地の評価

更地の評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合) = 評価額

● 賃貸割合 =
分母のうち課税時期において賃貸されている各独立部分の床面積の合計/その家屋の各独立部分の床面積の合計

上記の分子の「賃貸されている部分」には継続的に賃貸されている各独立部分で、課税時期において、一時的に賃貸されていなかったと認められるものも含めることができます。

賃貸割合が100%に満たないときは、その足りない分だけ評価額が上がることになります。

 


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