投資のきほん 投資信託を購入する

クローバー通信 No.141

今回は「分散投資」と「長期投資」の効果を踏まえて、投資信託を購入する手順と注意点についてお話ししていきます。

1 投資信託のメリットとデメリット

♥ メリット

① 少額から手軽に投資できる

多くの場合1万円から手軽に始める事ができ、積立プランの取扱いもあります。

② 分散投資できる

個人では難しい海外への投資もできるので、資産を分散させる事ができます。

③ プロが運用してくれる

情報収集・調査・投資のタイミングなどのプロ  セスをプロが代行してくれます。

♠ デメリット

① コストがかかる

購入時手数料の他、信託報酬(保有コスト)がかかります。自分で直接市場で取引するのに比べ、プロに任せる分コストが高くなります。

② 元本割れのリスクがある

投資対象の価格変動によって投資信託の価値も上下します。

③ 投資対象やリスクの把握が難しい

個別投資と違い、商品によっては投資先が多岐にわたり複雑です。

投資信託の仕組み

2 どこで買うか? 銀行 vs 証券会社(窓口) vs ネット証券

窓口での説明や敷居の低さという点では銀行が、取り扱う商品の種類の多さでは、証券会社に軍配が上がります。

対面式は顔が見えて良い反面、時間もかかり、おすすめされた商品をそのまま購入してしまう事も。こんなはずじゃなかったという事の無いよう、下調べをしていくとよいですね。

反対にネット証券は手数料も安く品揃えも豊富ですが、多すぎて選べないという悩みも。格付けを参考に条件を絞って検索するとよいでしょう。

銀行口座から自動引き落としや、10,000円でいくつかの商品を積み立てられるサービスなどもあります。自分の投資スタイルに合った金融機関を選びましょう。

3 非課税制度 どちらを利用する? NISAと確定拠出年金

投資金額や投資期間によって、使い分けが必要です。

NISAと確定拠出年金

◆ ボーナス・まとまった資金の場合:NISA

ロボティクス・インド株式などテーマ型の投資信託を金融機関からすすめられる事も多いでしょう。流行の商品であり魅力的ですが、おおむね販売手数料・信託報酬ともに高く、リスクもあります。どのようなリスクか把握するとともに、購入後放置せず、値動きや報告書などのチェックが必要です。値上がりした時に利益を確定するなど、 6カ月から1年といった中・短期的な視点での投資スタイルに適しています。

◆ 毎月自動引き落とし、積立に適した商品:積立型NISA、確定拠出年金

長期投資向けで、手数料が安いインデックスタイプの投資信託のシリーズがいくつかの運用会社より発売されています。
(eMAXIS、野村インデックスなど)純資産額が50億以上あり、資金の流出が少ない商品を選びましょう。
無理のない積立額を設定し、1年に1度は資産のバランスをチェックしましょう。

まとめ

まずは勤務先の企業で確定拠出年金制度が導入されているか確認しましょう。その上で、自分の投資スタイルとライフスタイルに合った制度を上手に利用して、長期・積立・分散投資の効果を踏まえ、お金にも働いてもらいましょう。

 

~ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover~クローバー通信

クローバー通信は、働く世代の自営業者やサラリーマンとそのご家族の皆さまの応援団として、家計に役立つ情報をお届けしてまいります

〒213-0001 川崎市高津区溝口2丁目13番8号 第7丸貞ビル4F
◆ 土・日 祝日休み
TEL 044(844)7018 FAX 044(844)7028
E-mail fp-clover@lrm.co.jp

ファイナンシャル・プランナーの相談室は、『LR小川会計グループ』が運営しています。

OFF研究会セミナー

次回
3/24(金)14:00~15:30

ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover
〒213-0001 川崎市高津区溝口2丁目13番8号 第7丸貞ビル4F ◆ 土・日 祝日休み
TEL 044(844)7018 FAX 044(844)7028
E-mail fp-clover@lrm.co.jp

 


神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ