古事記と倫理
古事記には、いろいろな話があるが、それぞれが深い意味合いを持ち、我々に示唆を与えてくれる。
「雨の岩屋戸」の話は、天照大御神が岩屋戸にお隠れになってしまったところから始まる。
太陽神だから、大地は真っ暗闇になるが、そこで神々は何をしたかというと、知恵のある神がどうすれば天照大御神が出てくるだろうかストーリーを考えた。そのストーリーに従って、ダンスの得意なアメノウズメがヌードダンスを踊り、神々は大いに笑う。それを不可思議に思った天照大御神が岩屋戸を少し開け、尋ねる。「なぜ笑い声が聞こえるの?」するとアメノウズメは「あなた様より立派な神様が現れて喜んでいるのです」と答える。そこで鏡を隙間に置いて、外が明るいと思わせ、天照大御神が身を乗り出したところを力の強い神が岩屋戸から天照大御神を外に出したという話だ。
ここでいくつか大事なことがある。神々がそれぞれ自分の得意なことで貢献したということだ。そして、神々はこの非常時にも関わらずとても明るくふるまっている。
倫理法人会では、この明るさを「明朗」といい、日々実践している。また、「己を尊び人に及ぼす」のも実践の一つだ。すなわち、自分の能力を最大限に発揮して他人のために尽くすことだ。
古事記と倫理法人会の学びは共通点が多い。
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