職場の生産性を上げる「集中タイム」制度のすすめ

打ち合わせや電話対応、メールのやりとり、様々な連絡・情報共有は、職場になくてはならないものです。その反面、現在進行中の作業の手を止められることも多く、じっくりとりかかるべき業務がなかなか進まなくなる場合もあります。結果、静かな時間外に残業で片付けなければならなくなってしまったりしてしまいます。

こういった仕事の細切れ化は、単に気持ちを慌ただしくさせるというだけでなく、仕事の効率にも影響しています。そこで作業を行うまとまった時間を確保する制度をご紹介します。

◎集中タイム制度

トリンプ・ジャパンなどが行っていることで注目された「がんばるタイム」制度。政府の薦めるワーク・ライフ・バランス実現のための十の実践の中にも、名称もそのままに採用されています。

これは、誰にも邪魔されず集中して業務に没頭する時間(集中タイム)を制度として作るものです。トリンプでは、12時30分から14時30分の間をがんばるタイムと定め、その間は、社員同士の会話、電話の取次ぎ、コピーやコーヒーを淹れる行為まで禁止されます。

そうして目の前の作業に集中する時間を確保するわけです。うやむやになり、破られやすい制度なので、ルールを厳格に守ることが大事です。自分だけはという例外を作らず、社内全体が徹底して行います。ずいぶん前になりますが、弊社でもDIPSタイムと称した同様の制度にチャレンジしましたが、例外で崩れてしまう経験をしました。トリンプでは、試験会場のようにパトロールまで行って徹底しているそうです。

この制度の利点は、単に作業時間が確保できるだけでなく、社員が自然と時間をうまく段取りするようになることにあるそうです。打ち合わせや電話は、必ず午前中に済ませておく必要があるからです。

ここまでの徹底は難しいかもしれませんがアレンジしだいで、自社にあった制度として作り変えることができます。

例えば、社内全体で同じ時間に集中タイムを設けることができない場合など、社員が個別に集中タイムを設定して行うこともできます。この場合、デスクに目印を立てたり、予定表に書き込むなど周囲からひと目で分かる工夫が必要です。

ぜひ、検討してみて下さい。LRでも再チャレンジ!かな?

 


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