体感

78371私の趣味は囲碁であるが、囲碁を打っていて感じるのは、すべて相手次第、定石もあって無きが如しで、同じ定石、手筋でも時と場合、周囲の状況、タイミング、相手の棋力によって良くもなり、悪くもなる。ある意味では微妙な差を体で感じるいわば体感であり、摩訶不思議と感じることがある。

最近、羽生善治名人の「適応力」という本を手にした。サブタイトルに〝「適応力」は実践の中からしか生まれない〟と書かれていた。また、適応力を養うときに必要なのが〝野生の勘〟である。

野生の勘を磨く方法にメソッドもセオリーもない、体で覚える、体感する、実践することでしか適応力が生まれてこない、という趣旨のことが書かれていた。

実際の経営や生活の面において、私たちは、このようなことを意識して生活しているのであろうか。倫理法人会は経営者が日常生活において「実践」し体得、体感することを学ぶ場でもある。基本的な実践項目を掲げる。

① 早起きをし、目が覚めたらサッと起きる
② 明るく朝の挨拶を交わす
③ 元気よく返事をする
④ 親を喜ばせる
⑤ 家族の話をしっかり聞く
⑥ 亡き家族や祖先に、朝夕の挨拶をする
⑦ 物(道具や機械)に対する実践
⑧ 金銭に対する実践
⑨ きちんと後始末する
⑩ 感謝の掃除をする
⑪ 心配しない
⑫ プラス言葉を使う
⑬ いやがらず喜んで受ける
⑭ 自然への感謝

小川 湧三

 


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