ライフプラン表を作成しよう

クローバー通信 No.115
ライフプラン表を作成しよう

FPとして保険加入や住宅ローンなど様々なご相談を受ける際には、「ライフプラン表」を作成する事から始めます。
「ライフプラン表」なしには、現状や問題点の把握も、対策をたてる事もできないからです。
今回は、家計を考えるうえで基礎となる「ライフプラン表」をどう作っていくか取り上げていきます。

ライフプランとは…

将来どうしたいかという生涯の生活設計図の事です。

1 ライフイベント表の作成

自分と家族のライフイベントを時系列に 書き出していきましょう。 わかる範囲で希望の予算なども書いておきます。 1 家族構成、生年月日 2 自分・配偶者の退職プラン、年金受給開始年齢 3 結婚や子どもの誕生 4 子どもの入学・卒業、就職 5 住宅の購入やリフォーム費用 6 車の購入や旅行の計画 など

2 キャッシュフロー表の作成

現在のデータを基に将来のライフプランを盛り込んで家計収支を シミュレーションします。自分で作成する事は手間と時間がかかります。 FPなど専門家に任せましょう。

基礎データ

1 年収・社会保険・税金など:源泉徴収票
2 年金の受給開始年齢と金額:ねんきん定期便
3 加入保険の情報:加入保険証券
4 金融資産残高:保有する金融資産(預金・債券・株式・投資信託など)明細
5 現在の家計費の内訳:生活費、住宅ローン、保険料、貯蓄額など

キャッシュフロー表により、「年間収支のマイナス」や「貯蓄が底をつく事 はないか」「加入保険と必要保障額が合っているか」「住宅ローンは適正か」 など家計の傾向や、問題点が浮かび上がってきます。

3 ライフプランの見直し

現状分析で浮かび上がった問題に対し、対策をとっていきます。

◇ ライフイベントの時期や内容を変更する
◇ 支出を減らす
◇ 収入を増やす

まとめ

晩婚化が進み、自分の退職後に、子どもの教育費・住宅ローン・親の介護が重なるケースも珍しくありません。今現在問題がない家庭でも、ライフイベントの変化に対応ができず苦労する事もあります。

収入が高いと安心しがちですが、生活費も多くかかる傾向にある為、退職後困るケースも見受けられます。 お金のかかる時期をずらしたり、前もって準備する事ができれば、家計 も安定し、何より気持ちを穏やかに生活していく事ができます。

ライフプランは、各個人・各家庭でそれぞれ違い、決して同じものはありません。一般的なデータに振り回されず、生涯の生活設計図実現のために、定期的に、また環境が変わった時に、ライフプラン表を作成 して確認してみましょう。

~ファイナンシャル・プランナーの相談室 Live in Clover~

〒213-0001 川崎市高津区溝口2丁目13番8号 第7丸貞ビル4F
◆ 土・日 祝日休み
TEL 044(844)7018 FAX 044(844)7028
E-mail fp-clover@lrm.co.jp

ファイナンシャル・プランナーの相談室は、『LR小川会計グループ』が運営しています。

OFF研究会セミナー 次回 1/16(金) 14:00-15:30

 


神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ