経営計画って必要ですか?

以前に比べ、「経営計画(事業計画)」という言葉を見る機会が増えました。借入金申請時の提出資料として、また、最近では創業や設備投資関連の優遇措置(補助金等)を受けるためにも必要ですね。そして、それらのお手伝いをする機関もできました。国から認定を受けた、「認定支援機関」です(税理士法人LRパートナーズも認定を受けております)。

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世の中これだけ取り上げられているという事は、それだけ大 事な事なのか?

そんな経営計画の重要性をお話しできればと思います。

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まず、経営計画とは、会社が将来どうなっていたいのかというビジョンを明確にするためのものです。市場や社会的なポジションであったり、会社の業績状況であったり、組織と従業員の関係性であったり、経営者の思いを形にします。具体的な施策の行動計画やその結果どのような状態になるのかを明確にし ます。

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では、そのビジョンを明確にする事によって、どうなるの? という事ですが、

①思いの共有化
②振り返り
③資金提供者への 説明

が容易になります。

①では、会社の方針や方向性を従業員と共有し、同じ意識をもって目標に取り組む事ができ ます。日頃から「従業員に思いが伝わらない」と感じる事もありますよね?言葉だけではなく、施策と数値を絡めて伝えると、効果が出る可能性が高くなります。また、結果が伴うと更なる結束力が生まれます。

②では、進行途中で当初の計画とのずれがあれば、なぜずれたのか、今後どうすべきなのかが分析・対策できます。計画がなければ、そもそもずれにも気付けません。「毎日これだけ働 いているのに、儲からないよ。 働き損だよ」と感じたまま時間が過ぎるのではなく、今後どうすべきかを再確認する材料になります。また、当初の思いを忘れない、原点に立ち返りあるべ き姿を思い出す事もできます。

③では、具体的な計画には説得力が伴います。実現可能性のある分析に基づいた明確な根拠 を提示することにより、金融機関等の資金提供者からの信頼を得られるため、資金調達が容易になります。また、明確な根拠のある計画であれば、金融機関の格付けにも影響します。

以上のように、経営計画には会社を経営していく上で、必ず解決していかなければならない部分をあらかじめ想定し対策するものとなりますので、非常に 重要なものである事が分かりま す。取り上げられて当たり前なのかもしれませんね。

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計画についてですが、経営者の思いを具体的に形にするものですから、多くの時間を費やして初めて効果の期待できるものになります。それ以上に将来的な効果は大きく期待できるものとなりますので、難しく考えず、一度計画を練ってみませんか?

LRグループでは、認定支援機関として、皆さまの思いを形にするお手伝いをさせていただ いております。皆さまからのご相談をお待ちしております。

 


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