なぜ経営計画が必要なのか
昨年この欄の中で何回かにわたって経営計画の立て方について書きました。
では、そもそもなぜ経営計画を立てなければいけないのでしょうか?
経営計画とは、会社の将来のビジョンや目標を明確に し、それを達成するために現在なすべきことを明らかにするものです。
簡単に言ってしまえば、会社があるべき姿になるための道筋を示すものです。
経営計画を立てる第一の目的は目標を明確にすることです。
目標が明確になっていなければ、何をするべきか、何が必要かといった判断を素早くすることができません。
マーケットが拡大していた時代であれば特に目標を決めなくても自然と成長していったでしょうが、今は人口減少等の要因からマーケットが縮小していく時代です。
目標を明確にしないとマー ケット縮小の渦に飲み込まれてしまいます。
目的地(目標)が決まっても、今いる場所から目的地までのルートがわからなければ目的地にたどり着くことはで きません。
そのルートを見つけること が必要になるのです。
これが経営計画を立てる目的です。
カーナビをイメージしてみてください。
後は目的地に向かって、絶えず今自分がどこにいるのかを確認して、ルートから外れ ている場合は軌道修正して、 目的地に向かって進んでいくのです。
これがいわゆる「PDCA サイクルを回す」ということです。
経営計画を立てることは、 PDCAサイクルを回して経営を遂行して、会社が変化に対応できる体質になるための前提条件と言えるのではない でしょうか。
日々気温差があったりして体調を崩しやすい季節です。
皆さま、くれぐれもご自愛ください。
株式会社LR小川会計 代表取締役 小川 泰延
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