資産運用の基本 その1 なぜ資産運用しなくてはならないのか?

【 はじめに 】

皆さんは「この商品は毎月分配金が出ます」「元本確保型で安心です」と、銀行や証券会社に勧められるままどんな金融商品かわからず購入した経験はありませんか?

反対に株式投資や外貨建ての商品は、「怖くて手が出せない」「手を出してはいけない」と思っていませんか?

自分が理解できない商品は手を出さないのが原則ですが、だからといって何もしなくても良いわけではありません。

資産運用の基本を理解する事で、わかりやすい商品を選び、ストレスの溜まらない自分に合った投資スタイルを探していきましょう。

【 経済の基本は何か? 】

経済とは『かね・モノ・サービスを交換するシステム』であり個人と企業・国を回るお金やモノ・サービスのやり取りが経済活動なのです。投資というと敬遠しがちですが、会社から貰うお給料も、様々な商品の値段も、老後資金と深いつながりがあり、私達の生活とは切り離せないものです。

では直接投資する方法はどんなものでしょう?

経済の柱となるのは以下の3つの投資方法です。

株式投資:

企業の運営に参加し、企業の成長に投資
→成長による株価の上昇、利益の分配を得る

債券投資:

事業などを行う際に、資金を提供
→資金提供に対する金利の受取り

不動産投資:

土地そのものの価値、物件の収益に対する投資
→土地価格の上昇、収益に対する分配

【 市場は世界に広がっている 】

バブルがはじけ日本経済が停滞している間に、世界ではBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国)など急成長を遂げた国や、金などの好調な市場がありました。

市場は世界に広がっている

世界では人口が増加し、これから経済が発展していく勢いのある国があります。

私達のお金も。一部をそんな場所で働いてもらう事を考えてみてはどうでしょうか?

【 リスクとは? 】 どんな資産にもリスクがある

リスクとは? その価値が変わってしまう可能性

金融の世界では「価格がどれだけ上下に動くか、その変動幅の大きさ」を指します。

歴史的に見ても
『どんな市場も、上昇と下降を繰り返している』 ことが証明されています。

低迷している日本や欧米の債券・株式市場が、今後回復し、割安で投資できるチャンスになるとも限りません。

反対にタンス預金も、当年やインフレにより紙幣価値が下がってしまうリスクを持っているのです。

【 貯蓄から投資へ… 】

停滞する経済状況の中、「資産を減らさない為にどうしたら良いか?」「自分年金をどう作っていくか?」を考えなければならない時代となりました。低金利下での預金だけでは資産が減ってします可能性があります。

日本の中でも、預金の他に『株式』・『債券』・『不動産』への投資、海外でも様々な地域の特性に合わせた投資方法を組み合わせる事で、「安定」と「発展」を上手にバランスをとる事は可能です。

もちろんリスクはあります。リスクと上手に向き合う為にどうしたら良いか、次回は、「どんなリスクがあるか」「リスクを回避する方法」についてお話します。

 


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