子から親にできること 高齢者の住まいを考える

【はじめに・・・ 】

老後をどこで暮らすかは重要な問題です。「健康面や近所に頼れる人がなく不安。」「子ども達が巣立ち家が広すぎる。」など悩みは様々。

いきいきとした暮らしを送る為に、どういう選択ができるか?親が望むライフスタイルや条件は何か?家族で話し合っていきましょう。

【 住み替えを考えるなら・・・ 】

高齢者向けの住まいは右図のような種類があります。以下の条件を検討し選択しましょう。

1.住み替え時期は?
元気なうちに or 介護が必要になってから
2.予算は?
できるだけ安く or 多少高くても設備サービス重視
3.生活スタイルは?
仲間と暮らす or プライバシー重視
4.個室は?
こだわらない or 絶対に必要
5.介護が必要になったら
外部サービスを使う or そこで介護を受けたい

親自身の意思を大切に。子どもの選択に頼ると、問題が起こった時に「強要された」と不満が募ります。元気なうちから10年・20年後のイメージを。

【 有料老人ホームなどを選ぶ際の注意点 】

比較的入居しやすい介護付有料老人ホームですが、千差万別です。

チェックしたいポイントとは?

☑利用権の金額と支払い方法

☑契約解除の場合の取扱い

☑入居一時金の返還金の保全方法

☑月額費用の中身と金額

☑介護費

☑月額費用に含まれない費用

☑ホームの経営状態 ⇒倒産しないホームを選ぶ!

☑サービス内容
⇒日常のサポートの他、将来認知症が重度化した、医療ケアが必要になった場合の対応を事前に確認。

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【自宅がある場合の資金計画 】

◇リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅を担保にお金を借り、その資金で老後の生活を送り、死亡後に自宅を処分して借金を一括返済するシステムです。信託銀行や自治体が取り扱っていますが、条件がありますので、よく相談しましょう。

◇マイホーム借り上げ制度
【移住住みかえ支援機構(JIT)】

50歳以上の人を対象にマイホームを借り上げ、子育て世代に貸し出すシステム。JITが入居者の募集・契約・家賃の徴収を行います。住み替えにより空いた自宅を貸して賃貸収入を得る事ができます。

【まとめ】

多くの中から自分に合った施設を探すのは大変ですが、情報を集め、体験入居をして、余裕を持って選んでいけるとよいですね。

住み替えのパターンにより費用は大きく異なります。

ファイナンシャル・プランナーの相談室では、経済的なプランニングをお手伝い致します。家族みんながいきいきとした暮らしを送れるように準備をしていきましょう。

 


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