「被災地を見て思う」

先月(6月)に仕事で仙台に行ってきました。その際、訪問先の方に津波で大きな被害を受けた地区を案内してもらいました。実際にすべてが津波に流され、がれきとなってしまった光景を目の当たりにすると、テレビで目にしていた映像ではこの凄まじさや悲惨さは伝わらないと感じました。

現在は、津波等による震災被害、そして福島原発事故による被害からの復旧支援が、義捐金の交付も含めてなかなか進んでいない状況です。

まずきちんとした枠組みを作るだとか、交付についての不公平が出ないように適正に審査をする必要があるだとか、いろいろな理由が言われています。

しかし、私は個人的には、まず被害を受けた人達や企業が生活し、存続していくために一定の金額を一律に交付すべきであると思います。(地震保険の給付の対応は早かったようです。)

まず何より優先されるのは、被害を受けた方達の生活が立ちゆき、そして企業を存続させることです。どうも企業への支援は後回しになっているように感じられますが、企業は雇用を創出し人々の生活・収入の基盤となっている必要不可欠な存在です。このような存在である企業を、まず存続できるような手当をしなければならないと思います。

今はとにかく、被災した人達や企業を生かすことが最優先で、公平やあるいは財源の問題は、後から考えることだと思います。企業が潰れてしまってから では、給付や補償なんて意味がありませんから。

私は、今この時こそ民間の力を可能な限り発揮できるようにすべきだと思います。民間の活力を奪うような施策が行われないことを切に願います。

CMにもありましたが、「日本の力」( = 民間の力)を信じています。

 

株式会社LR小川会計 代表取締役社長 小川 泰延

 


神奈川県川崎市で税理士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ