~マネジメントゲームで会社経営を体験~

2010年度 LR小川会計インターンシップ
~マネジメントゲームで会社経営を体験~
2010年8月2日(月)~6日(金) 会場:エルアールビル8F

8/2(月)~6(金)LR小川会計のインターンシップが行われた。今年は17名の学生(高校生8名・大学生9名)の皆さんに、当社の特長であるマネジメントゲーム(MG)による、会社経営の疑似体験をしてもらった。当社のインターンシップは高校生と大学生が一緒に参加する仕組みになっている点も特長だ。皆さん各々貴重な感想を残していかれたので、インターンシップの運営状況をご紹介する。

決算に苦労していたが、多くのことを学んだ高校生

元々MGは会社経営者向けにイメージして運営しているので、高校生にとっては多少違和感があったようであった。しかし彼らの柔軟な頭脳は、現実の社会の仕組みと比べて、会社の機能、社長の役割を理解するのに時間がかからなかった。

ゲーム中の印象は「売り方」が上手でも「記帳」がずさんだったために、「決算」準備に多く の時間を費やし、周囲の人たちに助けてもらいながら、やっと 締めることができた高校生もいたが、終ってみて非常に多くのことを学んだようであった。

また、ある高校生からいただいた感想の中に、実社会を例えたものがあった。それは牛丼屋の価格競争や、薄利多売のお店と品質にこだわるお店の比較を自分なりに考えたものであったが、素直に考える姿勢はとても新鮮に感じられた。

計数力では大学生が強く、周りをサポートする姿勢が見られた

大学生は明治大学、専修大学、和光大学の3大学から9名の参加であった。その中でも3年生は10 月に入ると平成 24 年4月入社の新卒試験が始まる。

彼らは当社のインターンシップ参加で、会計事務所業界ないしは当社の様子を興味深く知ろうとする姿勢があった。就職試験の一環として参加しているかのような雰囲気さえ感じられた。参加者9名というのも、知らず知らずのうちに軽い競争心を掻き立てたかもしれない。したがってMGに取組む姿勢は例年よりもレベルが高かったよう に思う。

当社のMGによる経営疑似体験は、間もなく実社会に船出する大学生(院生を含めて)にとって、強い印象を与えたようだ。社長の責任の重さ、経営戦略の重要性、綿密な経営計画等について、若干の緊張感をもって体感した。

計画に沿って販売しようとしても計画通り進まないとあせってしまう。さすがに絶望的な「記帳」は見当たらなかったが、「決算」は高校生と同様苦労したむきもあった。しかしさすが大学生といったところか、要所を掴みとるのは上手かった。「決算」を早々とクリアして、周囲の高校生のお手伝いをはじめる光景が目立っていた。

感想とまとめ

今年のインターンシップは倒産する会社も現われた。たかがゲームと深く考えずに成り行きに任せて経営していると、「リスクカード」を引いて慌ててしまい、不運を嘆くことになってしまう。やる気を失うと益々赤字が増え、やがて倒産してしまう。

今回の経験は普段の生活態度を改める絶好のチャンスであることを肝に銘じてほしいものである。 さて、ゲームの成績はと言う と、高校生・大学生とまったくの互角であったが、計数力となると、やはり大学生に分があった。この傾向は例年通りの結果である。

今年は小川泰延社長がMGの案内役を勤めたが、現役社長がゲームを通じて語りかけた情報は、質・量ともにかなりなもので、それだけに参加者にとって受けるインパクトは強いものだったのではないだろうか。中でも『経営者の一番重要な仕事は物事を決断すること』これは何も経営者だけに通じるものではなく、 学生の皆さんにももちろん通じるものがある。

これから先の進路・就職など、色々な決断をすることがあるように思うが、そのときに少しでもこの経験が役に立てば主催者としてとてもう れしく思う。

最後に、川崎商工会議所をは じめ、各校関係者の皆さまに深く感謝する次第である。

 


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