ほけんの見直し その1 生命保険のしくみ

【はじめに・・・ 】

新年度が始まり、家族の中で就学・進学・就職など環境の変化があった方も多いのでは? この機会に、家族の保障と保険について見直してみませんか?

今回は、基本となる生命保険の中でも死亡保障型の保険のしくみをおさらいしてみましょう。

【保険とは・・・?】

なぜ生命保険は必要なのでしょう?

◇死亡のリスクに備える(死亡保険)
→残された家族が生活に困らないように
◇長生きのリスクに備える(生存保険)→老後の生活費

そもそも保険とは・・・?

身の回りの様々なリスクが発生した時に、家計や貯蓄ではまかなえない資金をカバーする為に加入
⇒目的に合わせて選ぶ事が重要となります。

【生命保険の基本の種類】

どんな保険商品も分解すると基本契約はこの3種類です。基本となる保険に、様々な目的の特約がついた形になっています。

〔定期保険〕

・満期保険金のない掛捨て
・安い保険料で多額の保障が準備できる
・一定期間毎に更新

〔終身保険〕

・一生涯死亡保障が続く(必ず貰える)
・保険料は定期保険に比べ高い

〔養老保険〕

・満期または死亡の場合、同額の保険金が受け取れる
・貯蓄性が高い分、保険料も高い

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【主契約と特約】

主契約とは?:

生命保険のベースとなる部分です。
遺族保障なら死亡保険に加入し、老後の生活資金の確保が目的なら生存保険に加入します。

特約とは?:

主契約の保障内容を充実させるオプションとしてプラスする事ができます。但し、特約だけを買う事はできません。

保障の充実 :定期保険特約
事故や災害の備える:災害割増特約、災害入院特約、障害特約など
病気に備える :疾病入院特約(ガン・成人病・女性疾病)、通院特約
他にも、老後の生活費の保障や、介護保障、就業不能に備える特約も

注) 主契約を解約すると、必要な特約も解約されてしまいます。ご注意を!

【図解:保険のしくみ】

◇定期特約付終身保険◇

最もポピュラーな商品。特約の内容は様々。

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◇逓減定期保険タイプ◇

時間の経過と共に自動的に保険金額が減額される商品と、年齢ごとに必要な保険金額を設定する商品があります。

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【掛捨てタイプvs貯蓄タイプ】

掛捨てタイプ:定期保険、特約のほとんど

払い込んだ保険料が無駄になるというイメージがありますが、保険料が安く「小さな負担で大きな安心」が買える商品です。またライフイベントに合わせて保険金額を設定する事も可能です。

貯蓄タイプ:養老保険、子ども保険、*終身保険

必ず保険金が貰え(終身保険の場合は一生涯の保障)ますが、定期保険に比べ保険料が格段に高くなります。保険料の内訳は[貯蓄部分の積み立て]+[万が一の保障費用]となり、一般の金融商品と比べ、低金利の現在では魅力があるとは言えません。

【まとめ】

保険は複雑でわからないと思いがちですが、分解していくと

「基本契約」+「様々な特約」

の組合せになっています。

ぜひご自身の保険を図解してみましょう。

 


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