伝えるということ

いかにわかりやすく伝えるか、相手に合わせた伝え方を意識

No114_16552754月からこうして毎月皆さんに向けて文章を書くのも今回で6回目になります。

以前にも税務に関する記事を書いたり、今も事業承継を中心に書いていますが、どういう書き方をしたら私のお伝えしたいことがきちんと読んでくださっている皆さんに伝わるか、これでも毎回考えながら書いています。考えすぎるのか締め切り破りの常習になってしまっています。

前に税務について連載を始めるときに、まったくそのことについて知識のない妻に原稿を見せて感想を求めたところ、「全然わからない。これってある程度知識がある人が読むの?私みたいに知識のない人が読むの?」と言われ一から書き直したことがありました。

自分ではその時も、この「ほっとタイムス」を読んでくださっているお客さまは、当然税についての知識をある程度持っている方もいるけれども、まったく知識のないお客さまも読んでくださっていると思っていたので、専門用語は極力使わないなどいろいろと気をつけて書いていたつもりだったのですが、まだ十分ではなかったのでしょう。

情報は相手にわかってもらえなければ伝えたことになりません。情報を相手に伝えるときは、伝える相手がどういう人か、どうやったら相手にわかってもらえるか、を常に意識していなければいけないと思っています。

私たちは税務会計を核とした情報を、お客さまに提供する仕事をしています。お客さまから必要な情報をいただいて、それを加工し、その加工された情報を結果として、お客さまにお返ししていくということをしています。そこでは加工された情報の内容がきちんとしていることはもちろんですが、お客さまへの情報の伝え方がとても大切になってきます。

専門的なことをまったく知識のない人に理解してもらえるように伝えることができる。これがプロフェッショナルなのではないかと思います。

以前新入社員の採用試験で、「じゃんけんを知らない小学生にじゃんけんを説明しなさい」という課題を出したことがあります。
結構難しいですよ。皆さんも時間があったら考えてみてください。

はたして今回は私のお伝えしたいことが皆さんにお伝えすることができたのでしょうか?

 

株式会社 LR小川会計 代表取締役社長 小川 泰延

 


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