投資信託入門 その1 『投資信託の仕組み』

【はじめに・・・】

投資信託という言葉は皆さん知っていますよね。銀行や証券会社などで勧められると何となく買ってしまっているという人や、確定拠出年金〔401K〕の運用先として選んでいる人も少なくないでしょう。でもどんな商品か理解している人は多くありません。実はたくさんの種類があり、その商品によって中身も様々です。だからこそ選択肢がたくさんあって自分で選ぶ事が難しいのが現状です。これから投資信託の仕組みや、商品について、選ぶ際に気をつけたい事、などお話していきます。

【投資信託とは?】

たくさんの投資家から集めたお金をプロに運用を託す商品

集めた資金をまとめたものをファンドと呼び、商品を作った運用会社の指示で、様々な投資先へ投資をします。その際に特に裁量をまかされた運用指示者をファンドマネージャーと呼び、プロとして様々な投資先に資金を投資していきます。これとは反対に、様々な指標に連動するように機械的に投資する商品もあります。

【投資対象はどんな種類があるか?】

市場で取引されているものは、投資の対象

◇中心は、株式・債券・短期金融商品などで、投資地域は国内・海外(先進国・新興国)など様々です。単一の投資対象に投資するタイプと株式・債券など組み合わせて投資するタイプがあり、後者は「バランス型」投信と分類されます。

◇他にも不動産に投資するリート〔REIT〕や、原油・金、大豆や穀物など商品市場に投資する投資信託もあります。

◇また、下記のように様々なテーマで商品が企画されています。
*環境関連に投資するエコファンド
*注目の資源関連に投資する資源株ファンド
*成長著しい新興国に投資する新興国ファンド

【メリットとデメリット】

◇メリット◇

①少額から手軽に投資できる事。
多くの場合1万円から手軽に始める事ができ、積立プランを取り扱う所もあります。

②分散投資できる事。
個人では難しい海外への投資も出来るので、資産を分散させる事ができます。

③プロが運用してくれる事。
以下のような投資のプロセスをプロが代行してくれます。

株式・債券など自己判断で投資する場合

⑴様々なメディアからの情報収集
⑵個別銘柄の情報収集
⑶業務内容や決算に関する調査
⑷市場のタイミングを図る
⑸投資実行

◇デメリット◇

①コストが高い事。プロに任せるだけコストがかかります。

②元本割れのリスクがある事。
投資先の価格変動によってい投資信託の価値も上下します。

③投資対象やリスクの把握が難しい事。
個別投資と違い、投資先が多岐に渡り、思わぬ影響を受ける事があります。

◆◆注意◆◆

テーマは一緒でも、その商品によって、投資先の中身や仕組みは異なります。商品名だけでなく、実際に何にどれくらい投資されいるか、中身を把握する事が必要です。運用が上手く言っている時は問題はありませんが、政治情勢や経済の変化などにも対応できるように、わかりやすい商品を選ぶ事も重要です。

 


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