融資依頼のための準備はしてますか? 融資を何に託す?

融資は普段の窓口では見えないところで決裁される

銀行から融資を受ける際、窓口となる担当者に会い、御社の現状と見通しを詳しく話します。ところが融資の決定は支店長や本部が行い、融資の判断は社長のいないところで決められているのです。

社長の気持ちを支店長にダイレクトに伝えるには、どうすれば良いのでしょうか。それは担当者に“気持ちを話す”のでなく“書類を託す”のです。

担当者は聞いただけでは稟議書を自分のメモを頼りに書くことになります。ところが書類で渡してあげれば、それは稟議書に添付され、決定者にダイレクトに伝わるでしょう。

事業計画書を効果的に使う

これで支店長と直接交渉するのと同じような効果が得られます。では、その書類には何を書けばよいのでしょうか。それは事業計画書です。

内容は御社の概要、財務状況及び事業計画です。
「忙しいのにそんなもの作っている暇はない」と一蹴しないでください。
御社の概要は一度作ってしまえばしばらく大丈夫。財務状況も毎年更新するだけです。

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事業計画には何を載せるか

No101_16414165さて、事業計画ですが、返済予定、設備の更新と目標売上及び経費予測など、御社の今後の来るべき事実と、社長の頭の中のイメージをミックスして形にしなければなりません。この作業はちょっと大変ですが、この先どのようになって行くかを知るための大切な作業です。これらは融資にかかわらず、決算ごとに作成したいものですね。

このような事業計画書を担当者に渡すことで、社長の気持ちを融資の決定者にダイレクトに伝えることができるのです。それは、少なからず融資が行われる手助けになるでしょうし、また、社長が御社を見直す良いきっかけになることでしょう。

 


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