どう使う? パスモ と スイカ  その2

3月の発売開始から1ヶ月足らずで、発売一時中止になるほど人気のパスモ。 相互利用開始でスイカの発売枚数も一日あたり2万枚とか。 話題先行で、買ったはいいけど、こういう場合どうしたらいいの?? と疑問も出てきました。 今回はもう少し掘り下げてチェックしてみましょう (^O^)/

◇ パスモは関東圏だけ?

関東では、JRがスイカ、私鉄や地下鉄がパスモ。関西では、JRがイコカ、私鉄や地下鉄がピタパと各陣営それぞれのカードを発行しています。 JR同士、スイカとイコカは相互利用できますが、2008年3月からJR東海のトイカも相互利用できることになります。 他のJR各社もIC乗車券の導入を検討しており、将来はJR全線で共通化される見通し。 関東だけでなく、中部や関西にもよく行く人は、スイカが便利かも! ただし、スイカで関西圏の私鉄・バスの利用はできないので、注意してください。

◇ バスカードとどっちがオトク?

今までのバス共通カードは、5000円分のカードで850円おまけがつくので、割引率は14.5%。パスモでのバス利用ポイントは、1000円ごとに100ポイントづつ加算され、5000円では450ポイント付くので、この時点では累計850ポイントで、バスカードと同じです。 ただし!!、このポイントは、毎月1日から末日までの1ヶ月間で消滅してしまうんです。・・・ということは、1ヶ月5000円以上バスを利用しないならば従来のバスカードのほうが使い勝手はよさそうですね。

◇ オートチャージ~もっとくわしく

パスモの場合、残高が2000円を切るとオートチャージ機能が働きます。残高が1980円あって、「そんなに使わないからまだ当分チャージしなくてもいいや!」と思っていても改札を通ると自動的に3000円がチャージされてしまうのです。 逆にパスモで回数券を買いたいからたくさんチャージしておこう!と思っても最大5000円までしか入りません。
スイカの場合には、金額を自分で設定できるので、1000円にも10000円にも随時変更可能です。(最大20000円まで)

◇ 払い戻しにも費用がかかるの?

パスモ・スイカともに、発行の際には1枚500円のデポジットを預かり金として払います。もし、必要なくなった場合には、カードを駅の窓口に返還すればデポジットの500円は返してもらえます。 ただし!!、カードにチャージした金額が残っていると手数料210円を取られてしまうので要注意。チャージした金額は、使い切ってから返還しましょう。また紛失の際にも再発行してもらうときには、500円の手数料がかかります。

◇ ずばり、パスモやスイカの弱点は?

・JRと私鉄など5社以上にわたる乗り継ぎでは精算不能(そんなに乗り継ぐことってあるかしら(@_@;)
・私鉄や地下鉄では当たり前だった『2枚投入』も不可。磁気    定期+パスネット、残額不足のパスネット+パスネット、回数券+パスネットなど、いままでのパスネットの代替をパスモ・スイカではできません。
・同様に乗り越し精算機でもパスモやスイカの2枚投入は不可。精算金額>チャージ金額の場合には、不足分は現金で精算するしかないようです。
・パスモのオートチャージはクレジット会社に申し込んだもののみ
と前回確認しましたが、そのオートチャージは改札を通るときしかできません。回数券をパスモで買おうとしてもチャージがなければ、一旦改札を通らないとダメ。スイカは券売機やVIEW ALETTE というATMでもカードからのチャージができます。

◇ こんなときには気をつけて!

他にも乗車の際に、注意しなければならないこともあります。

JRと私鉄の相互利用になったのは便利ですが、例えばJR・地下鉄・JRを乗り継ぐ場合、乗り継ぎ駅で改札を通らない限り、全区間JRに乗ったとみなされ、高い運賃で引き落とされます。また乗り継ぎ割引料金が適用される区間でも、パスモやスイカでは割引が適用されないので、JR東日本では乗車券の購入を呼びかけています。

また、事故や故障で電車の運行が停止した場合、切符やパスネットと違って、他社への振り替え輸送には応じてもらえないので、 他社線の切符を買い直す必要があります。
パスモとスイカ、同じようで微妙に機能が違うようです。 ぜひ自分なりのオトクな使い方を見つけてみて下さいね(^_^)

 


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