どう使う? パスモ と スイカ その1
近頃話題のパスモ と スイカ。 ともに非接触型ICカード乗車券で、電車やバスの共通乗車券としてだけでなく、電子マネーとしても注目されています。
JR東日本の発行するスイカは以前からありましたが、 関東の私鉄やバス会社が発行するパスモが今年3月18日に発行され、スイカとの相互利用ができるようになったため、一気に利便性が高まりました。
◇ どんな種類があるの?
パスモ・スイカとも、無記名式、記名式、子供用などの種類があります。無記名式は、現金で購入し、チャージ(入金)も現金なので、紛失したときの補償はありません。記名式ならば、駅の窓口に申し出て手数料を払えば再発行してもらえます。
◇ どうやって使うの?
パスモもスイカもICチップを埋め込んだカードで、改札機にかざせば運賃が瞬時に引き落とされます。 従来のパスネットなどと違って、入金しておけば繰り返し使用することができます。 ほとんどの場合、定期券をつけることもできます。
◇ オートチャージって?
パスモの登場とともに「オートチャージ」という聞き慣れない言葉も耳にするようになりました。 オートチャージとは、改札を通る際に、あらかじめ連動させたクレジットカードから自動的に入金されるシステム。 電車の時間にギリギリで、カードに残額がなくても、改札機にタッチするだけで自動入金されます。 パスモは、残額が2000円を下回ると自動的に3000円が入金されます。スイカは、残額・自動入金額ともに自分で金額を選んで設定できます。 ただし、パスモはクレジットカード会社に申し込んだパスモ以外は、オートチャージはできません。
(現在オートチャージの申込みは停止中です。)
◇ 現金での入金も可能
各駅の券売機で、現金で入金できます。 ファミリーマートやミニストップなどコンビニでも入金できるところが増えてきています。電車に乗らなくても電子マネーとして使える範囲は広がってきています。
◇ パスモやスイカにも回数券はあるの?
回数券のシステムはないので、従来通り券売機で回数券を購入するしかありません。(関西の私鉄のピタパでは回数券もあるそうですが。。。) ちなみに回数券の乗り越し部分に使うなど、回数券とスイカ・パスモの併用はできないそうです。パスモ・スイカで乗車したら、下車もパスモ・スイカにしないといけません。
◇ バスでの利用も可能♪
今までは、私鉄はパスネット、バスはバスカードと分けて使っていましたが、パスモはバスでの利用も可能。 もちろんバスの中でのチャージも1000円単位で可能です。
◇ ポイントサービスもいろいろ♪
オートチャージの登録・利用をすることで、クレジットカードのポイントが加算されます。ポイントの数や率は各社さまざま。 クレジットカードでの買い物によるポイントと合算されます。たまったポイントを、再チャージ(再びパスモやスイカで利用)できるカードは、今のところ東急、東京メトロ、京成とビュースイカに限られますが、各グループでの買い物をはじめ、JALやANAのマイレージとして利用できるカードもあります。
◇ 乗車ポイントも!
東京メトロでは、1回の乗車ごとにポイントが加算されます。
京王や小田急でも乗車回数に応じたポイントサービスを期間限定で行っています。
◇ 乗車だけでなく買い物にも便利♪
電子マネーとして加盟店で買い物をすることもできます。従来からJRの駅構内や駅ビルなどでは、スイカを利用できましたが、私鉄の駅の売店などでも利用できるところが増えています。 乗車券と同様にこちらも相互利用できるので、パスモかスイカがあれば駅で新聞やガムを買うにも小銭要らずで便利ですね♪
またスイカでは、クレジットカードのVIEW SUICAか携帯電話のモバイルスイカの会員は、6月1日より加盟店でのスイカでの買い物の際にポイントが付加されます。
う~ん、なんだかいろいろ使い道がありそう。 だけど、便利な面ばかりが強調されているような。。。
次回は、注意すべき点や弱点も探してみましょう!
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