ザ・キャッシュマシーン -儲け続ける仕組みをつくれ!-

会社は「お金を生みだす機械」と言うと抵抗のある人は多いかもしれません。そうであれば、「資金繰りの心配のなくなる仕組み」「お客さまの喜ばせる仕組み」などと置き換えてみるといいのではないでしょうか?

今まで、主に製造に関して取り上げられていましたが、今回は営業・販売での応用となっています。

ビックリしたのは「販売のステップ」の見込み客数を使っての考え方です。期末時点での見込み客数を取り出してキャパシティと比較していくということに、なるほどこんなとらえ方があるのか!と感動してしまいました。

この本を読みはじめると、ゴールドラット博士の書いたTOC(制約条件の理論)の基本書四冊(ザ・ゴール、ザ・ゴール2、チェンジ・ザ・ルール、クリティカルチェーン)で書かれていたことがちりばめられていることにすぐに気がつきます。

本の中でも「・・・よくよく考えてみるとTOCがいったい何なのか、彼からは説明はなかった。・・・中略・・・それを改善するための系統的なソリューションを提供してくれると言って、私のデスクの上に本を四冊置いていっただけだ。・・・」との記述があります。やはりこれがスタートなのでしょう。

本書の解説には「3つのビジネス・コンセプトを紹介、説明するのが、その主な目的」と記述されています。

①販売活動の管理には、系統だったシステマチックな方法が存在する。
②企業における”見込み客~キャッシュ”までの一連のチェーン(鎖)、あるいは”じょうご”は、その構成要素が非常に緊密に連結しあっている。
③(四半)期末症候群は自明の理ではなく、これを大幅減少、さらには克服する方法がきちんと存在している。

ここから、具体的に自分の会社で摘要していくにはいろいろ工夫が必要です。必ずしも本書で書かれているステップと違うので、どう対応させようかと考えることでしょう。それを克服し実行することが自分たちの会社を強くすることそのものなんですね。

出展「ザ・キャッシュマシーン」
ダイヤモンド社 12月1日発行

 


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