いまさら聞けないM&Aによる事業承継の話
日本の2018年のM&A件数は3,850件、金額は29兆8,802億円と、件数・金額ともに過去最高を更新しました。

そもそもM&Aとは何かというと、Mergers(合併)、Acquisitions(取得)の頭文字をとったもので一般的には企業買収と訳されます。
経営者の引退に伴い、事業を継続するか否かに対する答えとして、第三者に株式を売却(譲渡)することをM&Aといいます。
株式を売却(譲渡)する方法も一つではありません。以下にM&Aの主な手法をまとめました。
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1 株式取得
株式を現金で売買する最もポピュラーな方法
2 第三者割当増資
被買収会社が新株式を買収候補会社へ発行し支配権を保有してもらう
3 株式交換
会社がそのすべての株式を他の会社の株式と交換する
4 株式移転
会社がそのすべての株式を、新設会社(親会社になります)に移転する手法
5 事業譲渡
事業部分を有機的一体として譲渡
6 会社分割
会社の事業を分割し、新会社をつくるか、既存の会社に事業を吸収してもらう
7 合併
会社を包括的にほかの会社に移転
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又、そもそもM&A以外の手法として
◎社外の人物へ引き継ぐけれどもM&Aではなく経営者を外部招聘する(会社を売却しない)
◎同族内に後継者がいないが、オーナーの親族以外の経営陣や従業員がオーナーから株式を取得する(MBO・EBO)
◎廃業するが、事業を停止する前後に、自社が保有している経営資源を、他社や開業予定者などへ引き継ぐ
などがあげられます。
会社や事業を売ったり買ったりすることが今までよりも身近なことになってきているようです。弊社でもM&Aに関する説明会を開催させていただいておりますので、是非お気軽にお声掛けください。

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