コロナによる人手不足
新型コロナウイルスの影響で行動制限や飲食店の営業時間短縮、酒類提供・人数制限といった対策がとられました。
この対策により売上が減少し、人件費削減を行った飲食店が少なくありませんでした。
○人手不足の現状

帝国データバンクが2022年10月に行った「人手不足に対する企業の動向調査」によると、人手不足と感じている企業の割合は正社員で51.1%、非正社員では31.0%となっています。
国内で新型コロナウイルスの感染が本格的に拡大した2020年4月以降で、それぞれ最も高い結果となりました。
企業別では「旅館・ホテル」「飲食店」は、正社員・非正社員ともに65~70%台と高水準です。
コロナ前から人手不足の問題があった飲食店ですが、現在深刻な問題となっていることがわかります。
○人手不足の原因は
人手不足の原因として、コロナの影響を大きく受けたことの他にも、さまざまな理由から飲食店では長時間労働になりやすく、ひとりひとりのスタッフにかかる肉体的・精神的負担が大きい傾向にあることも理由のひとつになっているようです。
○人手不足を助けるのは
最近、従業員の方が注文を取りにくるのではなく、飲食店でのタブレット注文や自分のスマホで注文する機会が増えたと感じます。またロボットが配膳をしているお店も見るようになりました。
株式会社リクルート「ホットペッパーグルメ外食総研」が行った消費者へのアンケートでは、テーブルトップオーダー(座席に設置された専用端末を操作しての注文)の利用経験がある人は73.4%、セルフオーダー(QRコードやアプリを活用して消費者自身のスマートフォンでの注文)の利用経験がある人は26.0%という結果になりました。
❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖
飲食店では、これからもロボットやタブレットの導入が進むと考えられます。
機械と人間がうまく共存して働くことで、従業員の配膳による体力的負担の軽減や、タブレット注文による仕事量の軽減に繋がることで人手不足の原因改善が期待できます。

神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら
経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします