『守・破・離』

4月に入社したフレッシュマンも  1カ月が過ぎ、ようやく会社に慣れてきたところではないでしょうか。

武道や茶道には「守・破・離」という言葉があります。

これは「道」を究める過程を説いたものです。

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「守」とは、師匠の教え・型・技を 忠実に守り、反復継続して基本を身につける段階です。

「破」は、身につけたものを基礎と して自分に合った型・技を工夫して作り上げていく段階。

最後の「離」は、修練を究めると型から自由になり、型から離れて自在になることができる段階に至るというものです(達人の境地ですね)。

「守」の段階があるから「破」の段 階があり、更に「離」の段階に至ることができるのです。

すべての土台に基本があるということです。

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武道などで使われている言葉ですが、仕事に取り組む場面でも同じように当てはまるものだと思います。

上司や先輩といった先達の指導を素直に聞き基本のやり方を身につけてから、次のステップとして自分なりの工夫をしていくことが必要です。

基本のないところで大きな成長・飛躍はないのです。

一番大事なのは、まず先達の言葉を受け入れる「素直さ」だと思います。

最初は自分がやっている仕事の意味・やり方が理解できないかもしれませんが、繰り返しやっているうちにそれを理解するでしょうし、また不合理な部分があればそれに気づくこともできるようになると思うのです。

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また、「離」の境地に至っても、常に「守」の段階で身につけた基本を忘れてはいけないと言われます。

どんな達人でも日々の素振りは欠かさないのです。

自分自身や周囲を見ていても、ベテランほど大きなミスを犯します。

基本をおろそかにした結果です。

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フレッシュマンはもとより、私たちも「守・破・離」の精神を持って日々成長していきたいですね。

株式会社LR小川会計 代表取締役 小川 泰延

 


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