財産管理法人の活かし方

財産管理法人

第387回 ロングリレーションズ倶楽部

講師:LR小川会計グループ 代表小川 湧三

今回は、「財産管理法人の活かし方」についてです。

「財産管理法人」とは、先祖から承継している財産を維持するため個人の個別資産の一部又は全部を法人化させ、個人所有の不動産等を法人の株式に転換し財産を維持していく事です。

♥「財産管理法人」のメリット

不動産等の評価から株式の評価に変わることにより評価が下がります。

不動産等による収益を会社にする事によって、それ以降の収益が個人の資産から法人の資産になることでその収益が、相続税の対象から外れることになります。

財産が株式に変わることによって、相続人への移転がしやすくなり、結果として相続対策がしやすくなります。

相続対策には直前対策と長期対策とがありますが、長期対策を基本としております。

その長期対策の基本は「財産管理法人」の設立(法人化)です。

長期の相続対策は財産を増やしながら、相続税の負担感を軽くする事です。

相続税の納税のために資産を(不動産等)を処分して納税しなければならない場合、外部への処分ではなく、「財産管理法人」で買い取れるよう相続発生までに法人を豊かにし、資産を蓄積するようお勧めしています。

但し、土地を法人が買取る際に金融機関から借入する場合、元金返済、借入利息等よるキャッシュアウトで資金難に陥らないよう法人のキャッシュフローに注意が必要です。

その他納税資金の調達に関しては、生命保険に法人で加入し役員退職金として支給するなどがあげられます。

以上のように「財産管理法人」は、相続税対策としていろいろな面で有効なため相続対策をお考えの際は弊社までご相談ください。

 



 

 

 

ロングリレーションズ倶楽部

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