値上げは続くよどこまでも

年明け以降、一部の公共料金や、食パン麺類などの価格が引き上げられましたが、2022年は昨年以上の「値上げラッシュ」が予想されています。いったいどのようなものが値上がりするのか、一部ではありますが、ご紹介したいと思います。
◉光熱費
電気・ガス料金とも、2022年1月は大手各社とも前月に比べ値上がりし、5カ月連続の「全社値上げ」となりました。
◉鉄道料金・運賃
22年中ではありませんが、JR東日本は、駅のバリアフリー化に向けた費用確保のため早ければ2023年春頃にも乗車料金を引き上げる方向で調整しています。
東急電鉄は、12・9%の運賃値上げを23年3月に実施します。車内防犯カメラなどの設備投資に加え、コロナ禍による利用客減少で経営状況が悪化していることを理由に挙げています。
◉首都高速道路通行料金
4月から通行料金を改定し、上限料金を現在の1320円(ETC普通車)から1950円に値上げします。
◉医療費
10月から一定以上の収入がある75歳以上の高齢者の医療費(窓口負担)が、1割から2割に引き上げられます。対象となるのは「単身で年収200万円以上・夫婦で年収計320万円以上」の世帯です。緩和措置として、2025年までの3年間は、負担増が最大3000円までに抑えられます。
◉金融機関関連
1月17日から、ゆうちょ銀行ATMで硬貨を出し入れする場合、枚数に応じて「硬貨預払料金」が発生するようになりました。
三菱UFJ銀行は、4月から新たに口座を開設する人が紙の通帳を希望する場合、毎年550円の手数料を取る方向で検討しています。すでにみずほ銀行は21年1月から、三井住友銀行も同じく4月から紙の通帳を有料化しています。
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原材料価格の動向や企業業績などによっては、2022年後半も様々な商品やサービスが値上りする可能性があります。
何がどれくらい値上がりするのか、まだまだ目が離せません。
《出典》マネーイズム

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