捨てる

皆さんも「整理」という言葉はご存じでしょう。

製造業の方にとっては「5S」「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の5つのS)の中核をなす概念としておなじみの言葉かもしれません。

では、「整理」とはいったいどういうことなのでしょうか?

私は、「要るものと要らないものを分けて、要らないものを『捨てる』こと」だと理解しています。

そして、要るものについて、一目で何がどこにあるかわかるようにしておく(=「整頓」する)ことで、作業や仕事のムダをなくし、スピードを上げることに繋がるのです。

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「要らないものを捨てる」とどうなるのでしょうか?

「要るもの」だけが残るのです。

言い換えれば、余計なもの(「要らないもの」)が目に入らない状態になるということです。

それは、「要るもの」に集中する(せざるを得ない)状態が作り出されたということでしょう。

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(あることをなすために)「要らないもの(やらないこと)」を決める(=「捨てる」)と「要るもの(やるべきこと)」に集中できるようになります。

逆に「要るもの(やるべきこと)」を決めるということは、裏を返せば、「要らないもの(やらないこと)」を決める(=「捨てる」)ということです。

「要るもの(やるべきこと)を決めること」と、「要らないもの(やらないこと)を決めること」は表裏一体なのです。

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リストアップ(抽出)もそうですね。

対象を絞るということですが、裏を返せば、リストアップしなかったものは対象から外す(=「捨てる」)ということです。

定義づけも同様です。ある概念について意味づけしなかったものは「捨てる」ということです。

そして、リストアップや定義づけをするのは、「やらないことを決める」ことで、「やるべきことに集中すること」だと理解しています。

スピードをあげたいなら、「急がば回れ」ということですかね。

 

株式会社LR小川会計
代表取締役 小川  泰延

 

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