ファクトフルネス

~10の思い込みを乗り越えデータを基に世界を正しく見る習慣~

私は、「事実に基づいて、判断することの難しさ」について考えることがあります。そのなかで、街の本屋さんが紹介していたハンス・ロスリング著『ファクトフルネス』という本に出会いました。表紙や帯に「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣。ビル・ゲイツ大絶賛、大卒の希望者全員にプレゼントまでした名著」と書かれていたため、興味深く思いました。思い込みやデータ分析に関する情報は色々とありますが、ビル・ゲイツ氏が多くの人にプレゼントした本の内容に触れてみたいと思いました。今回はこの本から、アメリカで起きた犯罪数の推移についての事例を紹介します。

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アメリカの連邦捜査局(FBI)が発表したデータによると、1990年に1450万件の犯罪が起きましたが、2016年には950万件になりました。増えたり減ったりしているのではなく、減り続けています。しかし、同じく1990年から2016年に行われた「アメリカの犯罪数は去年より増えたと思う?減ったと思う?」というアンケートでは、2000年以降、増加傾向にあります。著者はその要因として、メディアに気づいてもらうために、ショッキングな事件を大々的に報道し過ぎたことや、思い出や歴史が美化されやすいことを挙げています。

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私はこのことを知って、情報を得るときに、それを示すデータを確認することの大切さを改めて感じました。また、実際に関わっている人から直接話を聞ける状況であれば、それも大切にし、状況を客観的に把握できる力を高めたいと思いました。

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みなさんは、世界を正しく見るために基にしたいデータがありますか?

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ちなみに、私は2020年後半の時点でインフルエンザにかかる人が減少していることを知ったので、その理由を示すデータを見てみたいです。

 

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