許認可申請【馬主登録】

行政書士が扱う許認可申請書の種類は非常に多く、建設業許可を始めとして、産業廃棄物収集運搬業許可、飲食業許可、酒類販売業免許、古物商許可、医薬品販売業許可、旅館営業許可、一般貨物自動車運送事業許可、宅建業免許登録、など、日本行政書士会連合会のサイトによれば、こうした許認可の種類は、1万を超えるとのことです。その中でも今回は「馬主登録」という夢のある申請についてお話したいと思います。

馬主として活動するためには、各競馬主催者による馬主登録が必要となります。

中央競馬・地方競馬、両方に競走馬を所有している馬主も存在しますが、ここでは比較的容易な地方競馬について記載させて頂きます。

1 馬主登録の種類と経済的要件

以下の要件を満たしたうえで、競走馬を所有し継続的に預託することが可能であると総合的に認められるかどうかが審査のポイントとなります。

⑴ 個人

原則として、直近年における所得金額が500万円以上であること(収入ではなく所得となります)。

⑵ 法人

① 払込済資本金又は履行済出資の総額が300万円以上であること。

② 直近2か年の決算が連続して赤字となっていないこと。

③ 直近の決算において債務超過となっていないこと。

④ 法人の代表者の年間の所得金額が ⑴ 個人の経済的要件を満たしていること。

⑶ 組合

① 組合名義(代表者氏名を併記したもの)で300万円以上の定期預金があること。

② 原則として、組合員各々の直近年における所得金額が300万円以上であること(収入ではなく所得となります)。

2 馬主登録までの流れ

申請してから登録されるまでの標準の処理期間は、概ね5カ月となっています。

馬主登録後に登録料として1万円が必要です。

3 馬主活動費用

購入後の費用については、競馬場の厩舎に入るまでの間の育成牧場等へ支払う預託費用や、競馬場に入厩してから調教師へ支払う預託費用が考えられます。前者については牧場等に直接尋ねてみてください。後者については競馬場や調教師により様々ですが、概ね月額15~50万円というところです。

必要書類については馬主形態により違いがありますが、印鑑証明書や住民票・戸籍謄本、身分証明書や源泉徴収票等一般的に入手可能なものばかりです。詳細は下記記載のHPよりご確認下さい。

地方競馬情報サイト https://www.keiba.go.jp/association/owner_faq.html

 

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