潰れない会社をつくるために~資金繰りの健全化~
資金繰りが不安…。

 多くの中小企業の経営者が頭を悩ませているのではないでしょうか。企業にとって、資金繰りは非常に重要です。潰れない会社をつくるために、資金繰りの健全化を図っていきましょう。
 まずは貴社の現状分析をしてみてください。
 ■年間返済額はキャッシュフローの80%以内が理想
 年間返済額をフリーキャッシュフローの80%程度に抑えることで資金繰りは安定します。
※フリーキャッシュフロー(FCF)=経常利益+減価償却費−法人税等−投資CF
❖FCF返済充当率(年間返済額/FCF)
 80%以下優良な水準
 80%~150%問題ない水準
 150%以上改善の必要あり
150%以上の場合、資金繰りにおいて返済負担が大きくなっています。所要運転資金を短期借入で調達したり、借り換えするなど、資金繰りの改善を検討してみましょう。
 ■所要運転資金は短期借入で調達(できれば当座貸越)
 所要運転資金は返済のない短期借入で賄うことが健全な資金調達方法と言えます。
 ※所要運転資金=売上債権+棚卸資産−仕入債務
 まずは所要運転資金の金額を確認してみてください。所要運転資金は、短期借入できれば当座貸越枠を設定してもらいましょう。
利益はでているのに、資金繰りに余裕がない…。所要運転資金の調達方法の検討が必要かもしれません。
❖短期借入カバー率(短期借入金/所要運転資金)
 100%以上優良
 30%~100%資金調達方法の見直しが必要
 30%未満短期借入が大幅に不足
所要運転資金を当座貸越枠設定してもらうことがベストではありますが、金融機関がそれに応じてくれるかは財務の状況が重要となります。
財務に強い会社は、潰れません。資金繰りの安定、財務の健全化を図っていきましょう。
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