職場の効率を上げる「後斜姿勢」

1 パソコン作業には、後斜姿勢がおすすめ!

パソコン作業もうしばらく前からオフィスでの仕事に、パソコンは欠かせない存在となっています。

書類に直接書き込むいわゆる「書き仕事」もないわけではないですが、だいぶ少なくなってきているのではないでしょうか。

書き仕事をする場合は、机に向かって前かがみになり、記入する必要がありますので、姿勢は前に倒れ「前斜姿勢」をとります。

しかし、長時間のパソコン作業に望ましいとされている姿勢は、「後斜姿勢」です。椅子に深く腰掛けて背もたれに寄りかかって後ろにのけぞる姿勢です。後斜姿勢をとることで、作業による疲労を軽減し、肩こりなどの身体の不調を防ぐ効果が期待できます。

この際、望ましいのは背もたれが高く、できれば首を支える機構のある椅子を使用することです。頭の重さは、体重の8%と言われていますので、サポートがあればより快適に後斜姿勢をとることができます。

2 立ち作業も注目を浴びている

事務仕事を立ったまま行う立ち作業も、注目されています。立ち姿勢で作業することで、座っている場合よりも高い認知能力や集中力を発揮することができるのだそうです。

通常の机の上にのせて立ち姿勢にちょうど良い高さとなる補助デスクも販売されています。

長時間座っていると、ふくらはぎが血流を作り出すポンプの役割をすることができませんので、血流が悪くなります。15分以上座っていると認知能力や集中力が下がるという研究結果もあります。また、ずっと立っていなくとも、15分に1回程度立ち上がることで、集中力を回復することができます。

3 まとめ

後斜姿勢は、疲労を軽減するメリットの反面、通常の姿勢よりも倒れ込むための奥行きが必要となってしまいますので、スペースの余裕をみて取り入れましょう。

デスクトップパソコンで作業する場合の後ろへの傾きは、105度が適切と考えられているようです。自分の作業の内容にあわせて姿勢を考えてみると、より効率的な働き方ができるのではないでしょうか。

参考文献/
岡村制作所 オフィス研究所
「オフィスはもっと楽しくなる」

 


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