「PPAPで感じたこと」
Pen-Pineapple-Apple-Penという軽妙(?)な節とダンスで今年世界中で最も見られた動画です。
オリジナルの動画はもちろんですが、オリジナルの動画を見た人が自分流にアレンジされ、ヘビーメタルヴァージョンやインドヴァージョンなどアレンジされたものもアップされており、その拡散力には凄まじいものがあります。
このような現象を見て感じたのは、オリジナルのPPAPの汎用性の高さ(応用範囲の広さ)です。
もちろんオリジナルにはその独特の節回しやダンスで人を引き付ける魅力を持っています。
が、見た人がそれを自分流にアレンジできる汎用性を持っているためにアレンジされたものの拡散と相乗効果でさらに拡散していっているような印象を持ちました。
このような汎用性の高さ(応用範囲の広さ)はどこからでてくるのでしょうか?
私は、そののシンプルさ故だと思います。
オリジナルはそれ自体が面白いのですが、非常にシンプルで、真似をしたり、自分流にアレンジすることを可能にしています。
そして、アレンジされたものが流されても、オリジナルのクオリティー(面白さ)は揺らぐことがないのです。
何故なら、オリジナルにこそその面白さのエッセンスが凝縮されているのだから。
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同じようなことが、私たちが年4回開催しているマネジメントゲーム(MQ戦略ゲーム)にも言えると思います。
このゲームはゲームを通して経営を学ぶ経営体験シミュレーションゲームで、モデルとなっているのは製造業ですが、余計な部分を削ぎ落として、経営のエッセンス(本質的な部分)のみが抽出されていて、業種問わず「気づき」が自社への置き換えや応用が可能となっています。
もっとリアルに近づけた方がいいという意見をたまに聞いたりしますが、私は細部のリアリティーを求めるほど逆に本質部分が薄まってしまい、汎用性が低くなって応用範囲が狭くなってしまうと思うのです。
株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延
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