アルピニズムと死

ふれあい囲碁でつながるまちづくり

山野井泰史さんが書いた『アルピニズムと死 ~僕が登り続けてこられた理由~』(ヤマケイ文庫、2014)を読みました。

山野井さんは日本を代表するアルパインクライマー。一人あるいは二人で、身軽な装備のまま巨大な壁に挑んで行きます。あまりに危険な登山スタイルからかつて「天国にいちばん近いクライマー」と呼ばれ、山で命を落とした仲間も数多いそうです。

山野井さんはヒマラヤのギャチュンカン(7952m)に妙子夫人とともに挑戦し凍傷で手足の指を10本失ったり、奥多摩でトレーニング中に熊に襲われて顔面を90針縫ったりと、とにかく壮絶です。そんな山野井さんが「なぜ私は生き残ったのか」を省察しています(興味のある方は沢木耕太郎『凍』(新潮文庫、2008)もおススメです)。

囲碁では石を取ったり取られたりする際に、囲碁用語で石が「死んだ」「生きた」と言います。「死活問題」という言葉もあります。私の石はかつて何度も死んでいます。山野井さんの体を張った体験とは比べられないですが、囲碁を打つという小さな登山が私という人間を形作っているのかな…と少し思いました。命の危険度があまりに違いますが…。

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