高収益の賃貸経営は 美しい中庭アパルトメントで!
第319回 財産承継研究会
テーマ:高収益の賃貸経営は 美しい中庭アパルトメントで!
講師: ATELIER BEAUNE 丸山保博建築研究所 代表
一級建築士 丸山 保博 氏
にお話を伺いました。
今回の財産承継研究会では、アパートに中庭を作り高収益の賃貸経営に繋げている一級建築士丸山保博氏を講師にお招きしました。建物に求めるもの、性能はもちろん、生活する人の心の拠り所になる風景を目指し、癒される空間を造りだすことが重要。デザインの設計は「力」があるということを主力に行っているという丸山氏が手掛けるアパートには 3つのポイントがあります。
それはアプローチ、高収益、 そして絆を育む美しい中庭というものです。
◎アプローチ◎
敷地内に中庭を作るというアパートの概念を覆した丸山氏の設計はデザインに優れた魅力的な建物であり、かつ周囲環境に左右されない中庭型住宅を設計されています。
一般的なアパートのイメージは住戸を一列に並べ、窓先空地を敷地の外周部に配置して玄関に向かうスタイルが多く、 丸山氏は中庭からアプローチする玄関を作られています。
◎高収益◎
各戸全てが中庭に面しているので一階でも借り手を見つけやすくなる上、定着率もよく、希望エリアから離れた場所でも借りていただけます。
また、方位に関係なく設計することができます。共用廊下を極力なくすことで建設費を少なくでき、部屋数を多く設けられ、部屋面積も広くとれます。賃料も高く設定できるので利回りを大幅にアップ出来ます。
◎絆を育む美しい中庭◎
明るく開放的な中庭は、住む人や地域のコミュニケーション、絆を育む場所、そし
て自然との連続性を生かした設計です。
中庭の植栽は、成長の遅い草木を使用し、メンテナンスにも手間がかかりません。
住宅には体に良い自然素材を使用。施工性能に優れた漆喰(石灰岩を原料とした自然素材)や土を多用しており、丸みのある曲線を描いた西洋風の設計は、和と洋が融合された温かみのある安らぎの空間を造り出しています。
今回のような中庭型住宅は今までのアパートのイメージにはなかった建物であり、構造も独創的です。特徴のある賃貸物件としてご参考になるのではないかと思います。
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