『ザ・ゴール』コミック版のススメ

2014年 12 月エリヤフ・ゴール ドラット著『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)シリーズ最新刊/岸良裕司監修『ザ・ゴール』コミック版(ダイヤモンド社)が発売されました。

『ザ・ゴール』は、1984年に アメリカで出版され、日本で発売されるようになった2001年の時点で、少なくとも250万部売り上げたビジネス小説です。

「企業はコストを削減することば かりに目を奪われていて、重要なことを忘れている。プロジェクトの目的は、コストを減らすことではなく、お金を儲けることだ」のように、「常識的に考えると正しいとされていることが、真理ではないこともある」ということが書かれています。

私が、『ザ・ゴール』を読み、一番興味深いと思ったところは、「企業のなかで、一番弱い部分のペースに合わせて仕事を流すことが、大きな業務改善につながる」ということに、主人公が気付いた場面でした。子どもたちが、一列になってハイキングをするときに、どんなに歩くのが早い子がいても、みんなで、ゴールするためには、一番歩くのが遅い子に合わせることが大切、ということがヒントになったのです。「この考え方は、お客さまの会社においても応用しやすいのではないか」と思いました。

また、一般的に、「企業のなかで、一番弱い部分というのは、悪いもの」とされがちです。それを「単なる現実」として捉え、「その一番弱い部分をどのようにすれば、最大活用することができるのか?」について、みんなで、話し合うことができる雰囲気づくりの大切さについて考えさせられる物語だとも思いました。

これらのことから、お客さまにもオススメしたい『ザ・ゴール』ですが、ビジネス小説版は、552ページもあり、まるで辞書のような厚さがあります。

そのため、本屋さんのビジネス  コーナーで見かけても、手に取りにくいところがあると思います。しかし、今回、ご紹介させていただいたコミック版は、218ページというコンパクトサイズにまとめられています。また、コミック形式なので、「小説は、ちょっと苦手だなあ」という方でも、気軽に読むことができると思います。

『ザ・ゴール』コミック版/本屋さ んなどで、手に取ってみてはいかがでしょうか? 

 


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