工場視察

先日2つの工場を視察させていただく機会がありました。

普段なかなか見ることのできない機械や製品が出来上がっていく過程を見ることができることは新鮮で楽しい経験でした。

まず感じたのは、不良が発生する原因・リスクとして想定しうるものを洗い出してそれを解消する手立てを講じているということです。

どこの会社でも程度の差はあれやっているでしょうが、この洗い出しの部分を徹底的にやっているのだろうと感じました。

また実際に稼動していく中で想定しなかった問題が当然発生してくると思いますが、 ISOといった継続的な業務改善の手法を用いながら、常に問題を解消していく仕組みになっていると思います。

もう一つ感じたのは、チェックのタイミングとやり方が工夫されていることです。

どんな作業でも一連の工程の中で必要に応じてチェックはしなければなりませんが、できるだけ早い工程(風上)で不良を見つけ出し、(修正可能なものについては修正して)後工程(風下)に進んでいくことでロスを抑えたり、チェックが機械的にできるような工夫が随所にされているように感じました。

考えてみると当たり前かも しれませんが、改めて実際に目の当たりにすると思わず頷くことばかりでした。

私たちの仕事も、お客さまから情報(材料)をお預かり して、それを加工し、付加価値のある情報(製品)としてお客さまに提供していくとい う意味ではほとんど共通しています。

さらに言えばどんな仕事にも共通していると思います。

優秀な人材を確保しにくい中小・小規模企業ほど業務を棚卸しして仕組みにしていく こと(意識)が実はより必要なのではないでしょうか。

製造業の方に限らず、機会があればこのような工場を見学したらきっと自社に応用できるいろいろなヒントが見つかると思いますよ。

株式会社LR小川会計 代表取締役   小川 泰延

 


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