第6回財産管理法人の資産運用

第271回 財産承継研究会

講師
税理士法人LRパートナーズ 小川 湧三

長引くデフレ時代に加え、国債発行額が税収を超え、さらには東日本大震災の甚大な被害により、財政破綻の可能性が懸念されています。財政破綻すると国民はどのような被害を被るのか、どのような備えをしたらよいかを、考えておかなければいけません。

また、今はゼロ金利の時代で5%の利息が付いた昔とは違い、金融機関に貯金しておけば利息で老後の生活が安心できるようなことはありません。

日本は長寿社会になり、人生のライフプランの期間を100歳と考えなければならず、現在70歳の人でも残り30年間余生の期間があるのです。この長い余生の期間をどうやって満ち足りた生活を送るかを考えていく必要があります。

資本主義経済は上下を繰り返しながらも絶えず成長していきます。日本は停滞期に入ったと言われていますが、グローバル化した世界では成長が続いているのです。

そこで、預金だけでの資産運用を考えるのではなく、アメリカや中国といった海外資産での資産運用も考えなければなりません。海外資産の運用といっても特別難しいものではなく、株式投資のように、どの会社の株式を購入するか、といったことではありません。

各国の経済力の指標である「日経平均」と同じインデックス投資信託という便利なものがあります。インデックス投資信託の購入は、「株の代わりに買う」のではなく、「成長しているグローバルな経済」を買うということです。

また、購入する時期は、価格の上下に関係なく毎月一定の日に積立目標額の1%を定期的に積立ていく定額積立投資の方法で運用することをお薦めします。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2011年7月22日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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