木造賃貸住宅のメリット

第262回 財産承継研究会

賃貸住宅を建てても、20年後、30年後の入居者ニーズや市場の変化まで予測することは難しく、その変化に合わせて建て替えることは経営上も大きなリスクを伴います。そこで今回は、建て替えではなく、周囲の住環境やニーズの変化に合わせた大幅なリノベーション(改修)を可能とする木造賃貸住宅をご紹介します。

木造賃貸住宅のメリット

講師
住友林業㈱ 横浜支社 原 元 氏

①土地活用を投資で考えられているオーナーにとっては投資利回りが気になるところですが、建築事業投資額が低いほど利回りが良い事業となります。その点、木造賃貸住宅の方がRC造賃貸住宅より初期投資額が低くなることから、利回りの良い事業が期待できます。

②既存の賃貸住宅の周辺住環境が変化し、多様化するニーズから入居者減少による需給バランスが崩れた場合は、家賃を大幅に下げて対応するか、またはリフォーム、増改築、リノベーションにより、間取りや内外観のデザインを変更することで付加価値を高めることも選択肢の一つとなります。構造体で比較すると木造が一番、増改築、リノベーションがしやすいという利点があります。

③保有している土地が変形地、狭小地で売りたくても売れず、有効活用できずにいる場合、保有するだけで固定資産税等の負担が生じることになります。住友林業の木造自由設計では、設計士が個別プランニングを行うことで敷地20坪からの設計が可能であり、アパート建設により有効活用することで、固定資産税等が更地と比較して低額になり、また相続税評価において貸家建付地となり有利になる場合があります。住友林業では、〝改築をしながら長く使えるアパート〞をコンセプトにした木造のリノベーション対応型賃貸住宅があります。

主に次のような特徴があります

●構造部分(スケルトン)と内装設備(インフィル)を分けて設計(スケルトン・インフィル設計)することで、将来の間取り変更がしやすく、新築時の1/4の費用で改修が可能。

●オーダーメイドであり、オンリーワンデザイン。また、空室発生のリスクに対しては、30年一括借り上げシステムによる経営サポート体制も行っています。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2010年9月24日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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