話すということ

No120_923988今年の確定申告もそろそろ終わりが近づいてきました。(この原稿を書いている頃は真っ盛りというところですが。)

この時期は私たちにとって忙しい時期ではありますが、毎月訪問させていただき普段から顔を合わせている法人のお客さまと違って、なかなか顔を合わせることのないお客さまといろいろなお話しができる機会でもあります。

確定申告のことでお客さまのところにお邪魔すると、税務会計などの直接のご相談もありますが、例えば近況のご報告からプライベートな悩み事までいろいろなお話しをしてくださいます。

お話しを聞いて私が自分なりの感想などをお話しすると、お客さまは、「そうだね。」、「そういう考え方もあるね。」とか「それは違うよ。」というように返してくださいます。

私自身は、何か物事を考えている時や悩みごとがある時に、誰かに自分の考えや悩みを話して、自分の考えをまとめたり問題を解決するヒントをもらったりするということをします。

相手とのやりとりを通じて、自分の中で問題点が整理されたり今まで気づかなかった視点に気づいたりして、何となくぼんやりしていた考えが固まったりするのです。

また、自分の中で出していた答えを後押ししてくれたりします。

LRグループでは、「CAC業務」という概念を掲げています。「CAC」とは、カウンセリング(Counselling)、アドバイス(Advice)、コンサルティング(Consulting)の頭文字を取っています。

私たちは、この中でも最初の「C」(カウンセリング)が一番大切だと考えています。

先程述べたように、お客さまにお話しをしていただくことによって、お客さまご自身の中でいろいろな問題点が整理されて問題が解決されると思うのです。

私たちの仕事は、お客さまの決断のお手伝いをすることだと考えています。その決断のために必要な税務会計などの情報や選択肢を提供します。

でも実はお客さまは、私たちに相談してくださる時には最終的な答えを既に出されている場合が少なくないと思います。そういう時に私たちがお客さまのお話しを聞くことによって、お客さまが自分の出した答えにご自身で納得していただけることが私たちのお手伝いだと思っています。

 

代表取締役社長 小川 泰延

 


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