ローコスト戸建て賃貸住宅の紹介
第217回 財産承継研究会レポート
第一部 『ローコスト戸建て賃貸住宅の紹介』
ハイアス アンド カンパニー ㈱塩崎健太氏
最低55坪という狭い土地に原則2棟1セットで建築するCUBE(立方体)型の戸建て賃貸住宅のユニキューブ。重厚なイメージですが、木造にセルロースファイバーという新聞紙を砕いた断熱材を利用した省エネ設計。基本プランは約70平米の3LDKで2棟は完全に独立、それぞれ2台分の駐車場を確保しています。
初期投資額は建築費・経費・税込みでおおよそ1850万円程度。仮に1500万円を金利3%の15年ローンで借りると毎月の返済額は約10万円。1棟を自宅とし、1棟を毎月12万円で賃貸すれば、家賃収入でローンを支払うことができます。
戸建賃貸住宅の市場は賃貸全体の3%程度しかなく、古い物件が多い中でユニキューブはデザイン性にも優れ人気があるようです。また庭付きでペットが飼えることも入居者の満足度が高いようです。
川崎市近辺では、㈱光正工務店様が施行請負をしています。
第二部 CD
「相場より3割高く貸すルームシェアの極意」
㈲FPコミュニケーションズ
アメリカのTVドラマなどで見かけるルームシェアリングを日本で実践している秋 祐樹氏との対談形式のCD。
最初は、築20年の3LDKの戸建を購入して自らが住み、空いている2部屋を外国人に貸したのが始まり。
借りる側のメリットは、
①家賃が安い
②リビング・台所・風呂など単身者向けの物件よりも広くて快適な設備を利用できる、
③外国人と交流することで外国語をマスターできるなど。
貸す側としては家賃収入でローンの支払を減らせて、子どもが独立して空いた部屋を有効活用することもできます。また賃借人は安ければ内装等に豪華さは求めていないので、退去時のリフォームコストがほとんどかからないこともメリットです。日本ではまだ馴染みが薄いですが、空き部屋の有効活用として考えてみるのもおもしろいかもしれません。
第三部 会社法施行による決算書の変更点
㈱LR小川会計
貸借対照表:「資本の部」が「純資産の部」に変更になり、「新株予約権」は「負債の部」から「純資産の部」に区分が変更されます。
株主資本等変動計算書:決算日後に作成していた「利益処分計算書等」に代わり、「株主資本等変動計算書」によって期首から期末の資本の動きを表示します。
個別注記表:今まで貸借対照表などの計算書類に記載されていた注記を一覧にして表示します。
次回財産承継研究会の予定
日時:平成18年12月8日 18時30分~
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